2004年7月17日収録

はい、またしても1週間遅れのラジオであります。
最近ラジオ収録日の変更多いですね、申し訳ないです。
って気にしてる人あまり居ないと思うけどね。そして、またしても次回の
ラジオが1週間伸びちゃうかもです。重ね重ねすいませんです。

毎日うだるような暑さが続き本当に死にそうになってますが
先日我が家にちょっと言うかかなりの決定事項がありまして
いよいよ今年は僕らにとってターニングポイントになりそうです。
これからは身を引き締め頑張っていかないとなと実感しまくり。
何のことか分かんないって?時期が来たら何らかのアクション
起こそうと思ってますんで、楽しみに(?)お待ちをば!チャオ!!

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Recommended Song
BLACK EYES/COUGH
(DISCHORD RECORDS)
今年の3月をもって解散しちゃったDCのBLACK EYES。今後のDISCHORDをQ AND NOT Uと共に背負って立つかと思っていただけに非常に残念ですが、その置きみあげ的2ndアルバムがこちら。1曲目〜2曲目序盤の不穏のインプロそして暴れまわるJAMES CHANCEばりのフリーキーなサックスからうむむ〜と体がビクつく。そして溜めてビートが炸裂し、掛け合いボーカルが雄叫び上げる。ずばり今回の彼らはアヴァンギャルド具合がどど〜んとアップしてます。NO NEW YORKなバンドにかなり近い趣で好き嫌いはっきりする音だと思いますが、この土地狂った変態具合は今の僕にジャストフィット。軽く前作越えちゃってると思います。彼らのライブはドラムキットを2台常時完備で曲毎に頻繁にパートチェンジをしてた模様なんですが、この音をどうやってライブで再現していたか一度でいいから観たかったというのが正直なところ。GOD IS MY CO-PILOT辺り好きな人も絶対気に入ると思います!ってことで今後のメンバーの動向も大注目でありますね。









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ハイパーイナフラジオ
保管倉庫
(Back Number Radio)




あの感動をもう一度
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身の上相談室







































THE BREAKUP SOCIETY/JAMES AT 35
(GET HIP)
CYNICSのメンバーがやってるGET HIPレーベル。ってことでガレージ系レーベルの印象を持っちゃうんですが、ふいにジャンル問わない面白いバンド出すんですよね。レーベルの意図的なところを感じさせない、深く考えて無さそうなところが良いです。ここからリリースされるローカルバンドオーラ漂うバンド好きですね。そしてまた素晴らしいバンドの登場です!ピッツバーグで活動するバンドで前身がFRAMPTON BROTHERSというバンドらしいです。タイトルやジャケ見てメロコアかと思いましたが、これがめちゃポップな曲のオンパレード!古く言えばCHEAP TRICKなパワーポップ、ハイスクールロックンロールって感じです。疾走感もあって、鼻にかかったボーカルの声がバッチリですね!ラモーンパンク、ポップパンク好きにも十分アピール出来ると思います。またよりパワーポップに寄ったYUM YUMSって雰囲気もあり。実際SCREAMING APPLEからリリースされても何の違和感ないバンドだと思います。曲数も16曲と多いですが、中だるみ無し!日本人好み!


COLISEUM/ST
(LEVEL PLANE)
ケンタッキー州ルイビルの4人組。以前ラジオでも紹介したBLACK CROSS(BLACK WIDOWS)のギターRYAN PATTERSONのサイドプロジェクトがこのCOLISEUM。このバンドでは彼ギターだけじゃなくボーカルも取ってまして野太い男気溢れる感じでええ声してます。で音の方、LEVEL PLANEってことでカオティック物を連想しがちですがこれがMOTORHEADの影響プンプンな重厚感どっしりなハードコアですこぶるカッコ良いのです!最近増殖しているダークネスハードコアにも通じる叙情感も若干ありながらも、砂埃を上げながら暴走するサウンドはひたすら男の汗の匂い。前回紹介したINESPYよりハードコア度も高く本当にこれはサイドプロジェクトにしておくのは勿体無い。6月にLORDSと言う同郷のバンドと全米ツアーしたようですが、なんと今月も同じくLORDSとBLACK CROSSがツアーしてる模様。RYAN働きモンだな〜。BLACK CROSSのニューアルバムもリリースされてましてこちらも要注目!ともかくこの突進具合は並みじゃない!


THE ETERNALS/RAWAR STYLE
(AESTHETICS)
シカゴの3人組。1997年に結成で2000年にDESOTOからリリースされた1stに続く2ndフルレングス。中心メンバーのDAMONはTHRILL JOCKEYのスタッフらしく、同レーベルからも12インチも出してるよう。1stも相当カッコ良かったんですが、その延長線的今作軽く前作越えちゃってる傑作アルバムになってますね〜。ダブ、レゲエ、ニューウェーブ、エレクトロニカ、ポストロックを極上にブレンドしたそのサウンドは他の誰の追随を許さない出来。圧倒的グルーヴ感を醸し出すダンサンブルな曲の数々に体が自然に揺れるってもんですよ!とぼけた雰囲気のボーカルの歌い回しも非常にクール。以前からTORTOISEと交流ありありで、イギリスで行われたTORTOISE主催のALL TOMORROW'S PARTIESにも出演果たしてます。そして、今作の半分位の曲でもTORTOISEのJOHN HERNDONがドラム叩いてます。ともかくこの電子音宇宙は半端じゃないってことで聴いてちょ。メンバー2人が関わっていたTRENCH MOUTHも気になる今日この頃。


EARLY HUMANS/ST
(WANTAGE USA)
今回紹介したBLACK EYESとのSPLIT音源をPLANARIAレコードからもリリースしていたDCの3人組。メンバーの1人はこのバンド以前にKレコードと絡みあるTHE WAYDOWNSってバンドに居た模様。残念ながらこのバンドもBLACK EYES同様解散してるようですがこれがカッコ良いのです!DCチックなポストハードコア節もありありで変拍子変則展開な彼らですが、静と動の使い分けがすこぶるうまい。金属的ギターに腹にズシンとくる太いベースそしてタイトなドラムが骨っぽく激音で暴れまわったかと思うと、静寂の渦に。この変則展開で7曲一気に聴かせます。ドス利いたボーカルにも熱く握りコブシで、ハードパートでのヘビーな音作りはJESUS LIZARDなどのジャンクなバンドとも共通項。DCってことでSWIZ的なハードロッキンな雰囲気もあり。あっそうだFRODUSにもちょっと似てます。って訳の分かってない例えは置いといてミディアムテンポで始終グイグイ引っ張っていく硬質サウンドは一聴の価値絶対あり!解散後のメンバーの動向知ってる人いません?


CHRIS STAMEY/TRAVELS IN THE SOUTH
(YEP ROC RECORDS)
80年代パワーポップを代表するバンドTHE SNEAKERS,THE dB'sのソングライターCHRISのソロ。パワーポップファンにはどんな風に変わっているか興味あると思いますが、そんなに熱心なファンじゃない僕には凄く新鮮に感じました。いいんですよ〜、ザクッとしたギターでポップなメロディー!MATTHEW SWEET,VELVET CRUSHを彷彿させる曲もあってギターポップの青臭さもちゃんと残ってます。ってこっちが元祖か。ここ最近彼は専らプロデューサー業で活躍してて、そんな人脈からRYAN ADAMS,BEN FOLDSなど沢山のミュージシャンがこの作品に参加してます。またバンドメンバーとしてSUPERCHUNKのJONやJAYHAWKSのJENの名前もあがってます。皆この人好きなんでしょうねー。プロデュースばかりやっとれん、俺もプレイするってもんでしょうが、落ち着いた渋めの曲、ちょっとジャジーな曲も気負わずやってます。まだまだ現在進行形のミュージシャンですね。ちなみに今再放送してるラジオでTHE SNEAKERS,THE dB'sの盟友WILL RIGBYの曲聴けます。

THE CRIPPLES/DIRTY HEAD
(DIRTNAP RECORDS)
ワシントン州シアトルの70’sスタイルパンク・パワーポップの優良レーベルDIRTNAPからまたしてもナイスなバンドが!バンド名は手足が不自由な人って意味でちょっと不謹慎な感じですが、音の方もいかれてます。シンセが入ったガレージパンクって感じなんですが、そのシンセは最近のNO WAVEなバンドとは違ってもっとチープでMTV世代ニューウェーブな音色。彼ら自身もOMDとかNEW ORDER好きなようです。そしてここがこのバンドの特色なんですがシンセが猛烈にバーストしてます。ノイズシンセ。音全体も爆音で狂ってます。あほです。PUSSY GALORE辺りも大好きなようでそこら辺がグシャグシャにクラッシュしたこのサウンドはかなりの唯一無比じゃないでしょうか。そして訳分からんのがボーカルがBOYRACERにかなりそっくりで彼の青臭いボーカルがそれに乗っかる。基本的にポップなのに音の鳴りはある意味ジャンク的趣がありますね。実際RAPEMANの”SUPER PUSSY"もカバーしてます。それもギター無しで!(笑)最高に狂っていて愛すべきバンドであります。