パンク学科 第二回講義
講師 当大学学長 名前は誰も知りません
諸君、ご機嫌いかかじゃの?今回はラモーンズじゃ。ラモーンズのことはみんな十分復習してあるじゃろ。よってな、今回はラモーンズの影響を強く受けたバンドを紹介しようと思う!まあ、ほとんどのパンクバンドがその影響を受けておるがな。それでじゃな、今日は90年代以後のポップパンクバンド中心じゃ。まあ、LOOLOUTのバンドが多くなるな。多少、疑問に感じるものが混ざっておると思うが、まあわしの好きなロックンロールパンクの紹介じゃ!
さあ、始まり〜始まり〜!
Ramonesのホームページへ(offcialですけど重いです)
Ramonesのホームページへ(こっちのほうがいいかな)
SCREECHING WEASEL/MY BRAIN HURTS
(LOOKOUT)1991
これは思いで深いアルバムじゃな。わしが学生だった頃よく聞いておった。わしの年齢?見たまんまじゃぞ。まあそれはどうでも良い。まさにラモーンズの子供じゃ。まさにパワーポップパンク。これは再結成アルバムで、以前はもうちょいハードコア度が高かったの。まさに起死回生のアルバムじゃ。その後はラーモンズと一緒、金太郎飴状態じゃな。まあ、それがいいんじゃがな。ベン・ウィーゼルの独特の声にやられるのじゃ!
Screeching WeaselのホームページへRIVERDALES/ST
(LOOKOUT)1995
これはさっきのスクリーチイング・ウィーゼルを解散して、ベン・ウィーゼルが結成したバンド。以前よりスピードを落としてよりラーモンズに近ずいた感じじゃな。このあと一枚アルバムを出して、またスクリーチイング・ウィーゼルを再々結成をするの〜。そして、FAT WRECKに入りお金儲けに励んだとさ。めでたし、めでたし。4曲目泣けるでよ!THE QUEERS/MOVE BACK HOME
(LOOKOUT)1995
ラモーンズ継承者大賞と言うものがあったら、間違いなくこいつらが受賞するじゃろな。うん、間違いない!初期は荒いパンクだったが、「KILL BY DEATH」コンピで取り上げられ、再結成。その後ラモーンズにビーチボーイズを足したようなサウンドを確立したのじゃ。来日公演では、アルバムよりパンク度が高く、あれはあれでかっこよかったの。
QueersのホームページへTHE MR T EXPERIENCE/LOVE IS DEAD
(LOOKOUT)1995
ミスターTはこのアルバムがあれば十分じゃな。若干次紹介するシッコに通じるものがあるが、ポップテイスト溢れるロックンロールパンクじゃ。カルフォニアの太陽の下でこんなもん聴いたら、卒倒してしまうな。爽やかなジャケがすべてを物語っておるの。
Mr.TのホームページへSICKO/LAUGH WHILE YOU CAN MONKEY BOY
(EMPTY)1995
SICKO!SICKO!シアトルが生んだ奇跡。うーん、今でもこれを聴くと踊りだしてしまうな。絶妙なメロディに適度な速さ。もうこんなバンドは出てこんじゃろな。後にハイスタのPIZZA OF DEATHと契約し、日本に二度目の来日したそうじゃ。それは酷かったらしいぞ。対バンのハスキング・ビーが終わると足早に会場を去るキッズ。シッコが始まる頃には、客は半分位に減り・・・(涙)学生諸君よ!君たちは、大丈夫だと思うが、音楽の表層だけなぞるのはやめるのじゃ!その後解散(泣)FASTBACKSのカートがプロディースしたのも趣き深いの。
SickoのホームぺージへSLOPPY SECONDS/DESTROYED
(METAL BRADE)1989
出たの!センスないルックスの四人組。それがどうしてどうして、メロメロでノリノリの良質のポップパンク連発!これにやられないラモーンズマニアはどうかしておるぞ。かなり大柄なボーカルのデブ特有の声も最高じゃ!後に出たライブアルバムは、こいつらのベスト盤的選曲でそれも必聴じゃぞ。なんでMETAL BLADEからでたのかいの〜?謎じゃ。
Sloppy secondsのホームページへHUNTINGTONS/HIGH SCHOOL ROCK
(TOOTH&NAIL)1998
まさにアルバムタイトルが物語っておるな。ラモーンズの「ロックンロールハイスクール」をもじったんじゃろな。そのタイトル曲が最高じゃ!手拍子も出てもうノリノリ!その後、全曲ラモーンズのカバーアルバムを出しておる。えらい!
HuntingtonsのホームページへTHE SMUGGLERS/SELLING THE SIZZLE
(LOOKOUT)1995
これまた名盤!ガレージ、グループサウンド的アプローチじゃ。鼻づまりボーカルにコーラスもビシッと決まった良質ポップ。産地直送じゃ。クエアーズとの来日公演も完全にとりを食っておったの。スーツで決め、ショーマンに徹し、客を楽しませる。まさにパーティーバンドの鏡じゃな。目に入れても痛くないぞな。
SmugglersのホームページへSHOCK TREATMENT/OPERATION DRAGON
(NO TOMORROW)1996
スペインから飛び出した刺客!ラモーーンズパンクでキッズのハートを鷲づかみ!青春パンクじゃ。このアルバムではほとんど英語で歌っておるが、以前のアルバムではスペイン語で歌っておりそれもおもしろかったの。ベン・ウィーゼルが言っておったが、スペインには良質なラモーンズパンクが数多くおるらしいの〜。
Shock TreatmentのホームページへTHE MEANIES/COME`N SEE
(TIME BOMB)1992
これは大阪の偉大なるレコードショップタイムボムが出した編集盤じゃ。オーストラリアの生んだ天才あほバンド!これが出た時、ミーニーズはかなり注目されておったのぉ。オリジナルなミーニーズにしか出せないサウンド。ポップでハードドライブするサウンド。それに絡みつく時々叫ぶメロディックな歌声。これを紹介して同郷のHARD−ONSを紹介できんのは残念じゃが、また別の講義で取り上げる予定じゃ!わかったかね、そこの女学生!TEEN IDOLS/ST
(HONEST DON`S)
皮ジャンできめた4人組。金髪のおなごもおるな。まあ、伝統的な音なんじゃが、女の子のコーラスがポイントじゃな。ソロで歌ってもおもしろいかもしれんな。大阪のSPREADの招待(もしくはそのレーベル関連)で日本にやってきたの・・・。なんというか、もっと日本のラモーズパンクバンドが呼んでやって欲しかったの。POP BALLとか、SET YOU FREE関連でな。
Teen IdolsのホームページへFROGGER/TINY POONKS
(SUBTERFUGE RECORDS)
こいつらもスペインのバンドじゃ。ラモーンズのサウンドとはちょっと違うのじゃが、なかなか良い音を出すバンドじゃ。演奏は軽くてペラペラ、弱弱しいコーラス、声変わりしてないようなボーカル。それらすべてが良い味を出しており、絶妙な涙ウルウル青春ポップになっておる。もう完璧じゃ!昔アメリカにおったAG`Sと共通項が見出せるな。THE AUTOMATICS/ST
(MUTANT POP RECORDS)1996
ジャケの写真を見ると結構なおっさんじゃな。それがどうしてこんな曲を書けるんじゃ?!人は見かけで判断したらいけないということじゃな。みんな、よくわかったの!廊下でわしにあったら挨拶するのじゃぞ!このアルバムじゃな。ウォーウォーコーラスが決まるペラペラじゃが前のめりロックンロールポップパンクじゃな。フロム ポートランドじゃぞ。
AutomaticsのホームページへYETI GIRLS/SQUEEZE
(WOLERINE RECORDS)1995
このバンドは、わしの記憶が正しければスウェーデンのバンドと思うな。POP BIZがディストリビュートさせたのが納得の泣き泣きパワーポップじゃ。ただし、2曲目、3曲目のみのことでな。あとの曲はいまいちやの。でも、その2曲は大変な名曲じゃ。あっ、おしっこ出てもた。PSYCHOTIC YOUTH/BE IN THE SUN
(RADIUM)1992
スウェーデンが産んだ天才パワーポップバンドの登場なり〜!かなりのベテランバンドじゃ。以前は中庸なガレージバンドじゃったが、これの前作「SOME FUN」でもろラモーンズパンクに変身。そして、今作で自分らの音を手に入れたのじゃ!POPさに、サーフパンクテイストを加えた曲の宝庫じゃ。その後も良質なパワーポップバンドとしていい音源を出し続けておる。来日してくれ!!
Psychotic YouthのホームページへTHE DEVIL DOGS/30 SIZZLING SLABS!
(CRYPT)
最後を〆てくれるバンドは彼らしかいんじゃろ。このアルバムは、1st,2ndにミニアルバムを足したお得盤じゃ。ロックロールパンクの神様!みなの者ひれ伏せ!1stなんかの、針が擦り切れるほど聴いたもんじゃ。3rdの「SATURDAY NIGHT FEVER」も超名盤じゃけん、聴いたっておくれ!
ラモーンズの「PALISADES PARK」も収録じゃぞ。
Devil Dogsのホームページへ
どうじゃったの?上記のバンド以外でも、PARASITES、VACANT LOT、 BUMなど優秀な我が大学の卒業生がもれておる。じゃが、心配するな!今後の講義で彼らも紹介していくつもりじゃ。
そこで宿題じゃ!「私の人生を変えたバンド」という題名でレポートを書いてくれ。書いてこん者は、来年の授業料を倍払ってもらう。以上、みなの者下がってよし!
次回の講義は、「独断と偏見によるオリジナルパンク」か生徒たちのレポートを紹介する予定