2005年12月11日収録 またしても8ヶ月越しの復活ラジオでございます。 岩佐君もここ8ヶ月は生きた心地がしなかったらしく もうもう本当にやる気満々で声色を変幻自在に変え、 色々な甘〜い声で紹介バンドを語ってくれました。 本当に音楽が好きなんでありますね。 今後はどうなるか分かりませんが 岩佐家に第三子が産まれない限り 出来れば1ヶ月に一度ほど収録したいですね〜、ねぇ岩佐君? そのお返事は「お勝手にどうぞ!」でありました・・・・・・。 ちなみに今回のボーナストラックはラジオ見学に訪れた ウス君選曲によるベルギーのPLASTIC BERTLANDの CA PLANE PUR MOIであります。そうです、DAMNEDのJET BOY JET GIRL の原曲であります。フランス語の語感が素敵過ぎますね! |
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LOVEJUNK/TRIBULATIONS (CRACKLE RECORDS) STUPIDS、PERFECT DAZE、SPACE MAGGOTSメンバーによるイギリス産メロディックパンクバンドLOVEJUNK。2001年リリースの13曲入り1stアルバム。メンバーの今までのバンドももちろん最高ですが、元なんとかって例えが無用なぐらいこのLOVEJUNKとてつもない良い曲書いてます!!!MEGA CITY FOUR、DOUGHBOYS、HUSKER DU、REPLACEMENTS、初期SOUL ASYLUM辺りを彷彿させるパワフル、エナジック、そして青臭いメロディーが共存した捨て曲無しのアルバムで全曲涙なしには聴けません。おっさんなのに何でこんなに切ないんですか、何でこんなに青臭いのですか?本当に全曲良いのですが、特に3曲目「JEALOUS」は国宝級!!!このサビで持ってかれないメロディックファンはいないであろうな奇跡的曲展開で夜中の高速道路を号泣しながら自転車で逆走したい気分になります(何じゃそりゃ?笑)。ろくな事無い毎日だけど、明日も頑張ろうと思わせてくれるそんな素敵なサウンドがここには詰まってますよ!大推薦!!! |
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THE ERGS!/DORK ROCK CORK ROD (WHOA OH RECORDS) MODERN MACHINESとSPLIT 7インチも出しているニュージャージーのパワーポップパンクトリオTHE ERGSの2004年リリースアルバム。全16曲収録。これが青臭さ&切なさ満開なポップチューンの連続でメチャ良い良いです!YUM YUMS〜VACANT LOTライクなほろ苦くも胸響くメロディーを搭載し疾走!!!DESCENDENTS〜ALL、BIG DRILL CARなどCRUZやDOUGHBOYSなバンドとも共通項を感じさせ、甲高い声で熱唱するボーカルに笑顔で涙!ルックスは只の冴えない眼鏡おっさん3人組なんですが、何故にこんなおっさん達がこんなに素晴らしい極上メロディーを奏でてるのか世界の七不思議のひとつ。ともかく、土砂降りの雨の中、号泣しながら自転車で全力疾走してるようなグッドメロディーセンス傑作アルバム聴かないと絶対ダメダメであります!今作に続くアルバムは最近良いリリース連発のRECESSからの予定で、今後とも絶対要注目のバンドでありますよ!号泣必死、大推薦だぁ〜!!!! |
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THE FUSE!/THE FISHERMAN'S WIFE (IN THE RED) このTHE FUSE !はカリフォルニアはダウニー在住のメキシカントリオバンド。HORRORS、HUNCHES、HOSPITALS、PIRANHASと共にIN THE REDのノイズサイドを背負って立つ彼ら、もちろんキチガイテンションで大暴れです!音の方はCOACHWHIPS meets XBXRX meets LE SHOKってな具合でガレージ、パンクにNO WAVEの畸形サウンドをぶち込んだようなアートDAMAGEDパンクロックで極端暴走!フラストレーション暴発の極地とばかり、粗暴鋭利カッティングギターを狂った勢いで切り刻み、ベースはビンビンに這いずり回り性急なビート感で坂道を転げ落ちるように飛ばしまくる。それに応えるように上ずった素っ頓狂ボーカルがニワトリの首を締めたように雄叫び、矢継ぎ早に言葉を投げ返す!ハイピッチに繰り出される奇天烈パンクチューンの連続に老若男女踊らな損々状態に突入ですよ!時折絡むキーボードやサックスも彼らのキレっぷりをより一層アップさせる事に一役買ってますね。このバンド、音源でこんなイカレポンチなバーストサウンドを奏でてる訳ですから、間違いなくライブもウルトラバイオレンスでしょうね、ウ〜ン一緒に大暴れしたいっ。これぞプリミティブ!最高過ぎですよ彼ら!!!!2003年リリース14曲入りアルバム。 |
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MODERN MACHINES/TACO BLESSING (RECESS RECORDS) ワシントン州に住む高校生が1997年に結成したSHRUBBERS、その後活動拠点をウィスコンシンはミルウォーキーに移すが2000年に解散。そして同バンドメンバー3人にギター1人を更に加えて2001年に結成されたのがこのMODERN MACHINES。2002年にグリーンベイのFRAGMENTSとSPLIT CDをNEW DISORDER RECORDSよりリリースし、2003年に1stアルバム「THWAP」をこれまたNEW DISORDER RECORDSよりリリース。そして今作が2004年レコーディングの8曲入りミニアルバム!これがいぶし銀のメロディックパンクサウンドで素晴らし過ぎるのです!!!前作「THWAP」同様に80年代のミネアポリスにタイムスリップしたようなHUSKER DU、初期REPLACEMENTS、初期SOUL ASYLUMそしてMOVING TARGETS、初期LEMONHEADSなどを大彷彿なロックンロール、ルーツロックの影響も隠さないグッドソングライティング・メロディックパンクサウンドでメチャクチャカッコ良い!!!渋い声質の年季入ったボーカルが熱く叫び青臭く疾走!本当にボーカルの声を絞り上げる歌い方とかBOB MOULDを大連想で最初から最後まで名曲揃いですよ!!!熱い衝動と刹那過ぎるメロディーが絡み合い握りこぶしで大空に叫び声をこだまさせる!今後の活動に大注目なベテランの凄味すら感じさせる貫禄バンドで大推薦!!! |
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CHAZ MATTHEWS/AMAZING GRACELESS (FULL BREACH KICKS) 1995年から活動し2003年に解散したボストンのパンクバンドDIMESTORE HALOES。そのボーカルでありメインソングライターであったCHAZ MATTHEWSのソロアルバム。いなたいパンクロックメロディーで号泣に導いてくれたDIMESTORE HALOES、そりゃー期待するなってのが無理でありますが、これがものの見事にミラクルを起こしてくれました!STIV BATORS(DEAD BOYSじゃなく、あくまでソロの!)、JOHNNY THUNDERS、THE CLASH、REPLACEMENTS、NEW YORK DOLLSなどを連想させるパンク、ロックンロール、パワーポップの奇蹟的ブレンドが織り成す泣き泣きパンクチューンの連続!!!しゃがれた彼のボーカルに、ソロと言っても完全なバンドサウンドで疾走するソリッドなバック演奏が織り成す酸いも甘いも分かったウルトラ・グッドソングライティング・パンクサウンド!!!これが自宅で全部の楽器を1人で演奏し宅録したとは信じられません。上記バンドからEXPLODING HEARTS辺り好きな人にも絶対聴いて貰いたい大名盤でありますよ!3曲目HOLOCAUST FACEのイントロギターで撃沈でありまっせー!!! |
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XBXRX/SIXTH IN SIXES (POLYVINYL) カリフォルニアはオークランドの変態集団XBXRXがフルレングスアルバムをひっさげ帰って参りました!2001年に5RCとTAPES RECORDSより1stアルバム「GOP ITS MINEE」をリリースし、GSLやNARNACKなどから7インチやAN ALBATLOSS、JAPANTHER、NUMBERS、TOTAL SHUTDOWN、ERASE ERATTAなど錚々たる一癖も二癖もあるたる面子とのSPLITを出してきた彼ら、今作はちょっと畑が違うようなPOLYVINYLからの4年振り2ndアルバム。全18曲入り。今作とてつもなく凄いです、今までの音源を軽く超越してます!!!まず、リズム隊がJESUS LIZARDばりにぶっといビートをアップさせお腹にズッシンズッシン来まくり!そして、不協和音フィードバックギターがショートカッティング奇天烈昆虫リフで空間をズッタズッタに切り刻み、ボーカルは素っ頓狂に吠え雄叫びを上げる!ビートを効かせながら、猫の目の如く急展開しまくるそのサウンドに頭振り振り、体が痙攣しまくりですよ〜。今まではMARSなどに雰囲気近いNO WAVEな音作りで若干のしょぼさお馬鹿さが魅力でもありましたが、今作は「MARCH ON ELECTRIC CHILDREN」でのBLOOD BROTHERSにかなり近い方法論のカオティックアプローチを披露!もちろん、今までのいかれポンチな雰囲気も満載ですが曲の整合感、重量感が桁違いで狂ってます、最高です!!!!LOCUST辺り好きな人も絶対ツボ入る事確約しますっ。 |
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THE UNLOVABLES/CRUSH BOYFRIEND HEARTBREAK (WHOA OH RECORDS) 女の子ボーカルを配する5人組。2004年リリースの1stアルバム13曲収録。アルバムタイトルから分かる通り、恋する乙女の気持ちを歌にしてるような胸キュンポップパンクサウンド。ボーカルの女の子の声はもちろんコーラスで入るベースの女の子もメチャ可愛いくめちゃくちゃキュート!DISCOUNT辺りをよりキャッチーにした切なく疾走感溢れるナンバーはガールズポップ好きなら絶対気に入る筈!!っていうか、DISCOUNTなんか軽く超越してます!本当に曲が良い、尚且つ曲展開アレンジも抜群にうまく、ある意味メジャー行っても通用しそうなクオリティーです。CIGARETTEMAN辺り好きな人は1曲目から卒倒する事でしょう。ともかく、半端じゃない傑作アルバムで大推薦です!!!NO IDEAが主催するフロリダゲインズヴィルのフェスFEST 4にも出演で今後にも大期待のバンドであります。ラブ&ピース! |
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THE REATARDS/BEDROOM DISASTERS (EMPTY RECORDS) 現LOST SOUNDSのJAYとWONGS、DIGITAL LEATHERのRYANS在籍テネシーはメンフィスのガレージパンクバンド。結成時フロントマンのJAYはなんと15歳でありました。デビュー音源などのリリースは同郷の先輩OBLIVIANSのERICが運営するレーベルGONERからでして、この1996年から1999年までのシングル、未発表音源を集めた22曲入り編集盤も別名THE GONER YEARと呼ばれてます。ダルダルブルージーなガレージからいきなりヒートアップする1曲目から目から鱗なハイテンション・ロックンロールパンク炸裂!KILL BY DEATHのバンドも連想なオーバードライビンでラウド&RAWなパンクロックンロールは頭空っぽにノリノリです!!1〜2曲目辺りはMUMMIES辺りのファンも大喜びな暴走ぶりでありますね。続く3曲目もRAMONESのカバーでこれまたご機嫌!今作には廃盤シングルも多数収録ですがその他の音源は自宅で録音されたテープから起したもののようです、そりゃ〜プリミティブな音作りになりまさわな。若さゆえの向こう見ずな勢いが凝縮されたこの音源はガレージ、ロックンロール〜パンク好きなら心動かせる事必至であります!!JAYがOBLIVIANSのERICとやっているBAD TIMESもREATARDS同様のキレっぷりでこれまたお薦めバンドであります。 |
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CLOROX GIRLS/THIS DIMENSION (SMARTGUY RECORDS) 2003年結成のオレゴンポートランド・ポップパンクトリオ。2005年リリースの2ndアルバムで前作同様、FASTBACKS〜YOUNG FRESH FELLOWSのKURT BLOCHがプロデュースでEGG STUDIO録音。激良パンクバンドOBSERVERSともツアーを廻り仲良しな彼ら、この2ndアルバムでもやっぱり最高なんです!RAMONES、DICKIES、REDD KROSS、BUZZCOCKSなどのポップフレーバーをまぶしたビート効きまくりなパンクチューンの連続でHAVE FUN!!!よりポップ度をアップさせ、全体を漂うをそこはかとない陰を帯びた哀愁感そしてひねくれながらもハーモニー効いた曲展開、前作も俄然良かったですがソングライティングセンスが益々向上でありますね!BRIEFS辺り好きな人から70年代パンク好きまで是非聴いてもらいたいバンドであります!エンハンスドで1st収録の名曲DON'T TAKE YOUR LIFEと今作収録THIS DIMENSIONのビデオ映像も観れます。大推薦!!! |
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DEAN DIRG/26 KICKS TO MAKE THE WHOLE WORLD PAY (DEAD BEAT RECORDS) 2000年結成ドイツの4人組ロックンロールパンクバンド。セルフリリースでデモテープを何本か製作後、デビュー10インチをリリース。今作はその後ドイツのPANDORAS BOX RECORDSよりリリースされたセルフタイトル1stアルバム12曲、2004年に同じくドイツのSTEREODIVE RECORDSよりリースされた2ndアルバム14曲を完全収録した26曲入りお得盤アルバム。これが性急なビートで飛ばしまくるトラッシュパンクサウンドですこぶるカッコ良いのです!!!イケイケドンドンな勢い十分なバーストサウンドながら音作りはソリッド&タイトで余分の贅肉がそぎ落とされてるのがまず素晴らしい。そして鋭いギターが切り刻むアグレシッブエッジなカッティングに、ストップ&ゴーを多用した緩急付けた展開、ささくれ立ったボーカルの粗暴な叫び、あうんの呼吸で入るコーラス、それが一丸となって弾丸ライナー!う〜んもうもう最高ですよ!!!これはもうパンクもパンクであります!無理やり例えるならNEW BOMB TURKS、REATARDS、FUNCTIONAL BLACKOUTS、CATHOLIC BOYSのブチ切れ具合にパンク〜ハードコアな勢いを足したような感じでしょうか?ともかくハードドライビングサウンド過熱暴走サウンドは一聴の価値大有りです!!!本当にやけど必死ですよー! |
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STILETTO BOYS/A COMPANY OF WOLVES (PELADO RECORDS) ちょっと前のバンドになりますが紹介させて貰います。ニュージャージーの4人組(でも、このアルバムのクレジットでは連絡先がペンシルバニアはブランズタウンに?)。2001年リリースの2ndアルバム全13曲収録(シークレットでアコースティックナンバーあり)。彼らは2000年にドイツのHIGH SOCIETY INTERNATIONALから1stアルバム「ROCKETS AND BOMBS」をリリースしており、今作のアナログ盤も同レーベルから出ております。正直その1stアルバムは中途半端にワイルドなロックンロールパンク+ポップ風味な雰囲気でイマイチな感がありましたが今作はずばり大化けしてます!!!70年代パンクとパワーポップをクラッシュさせたような曲が次から次から飛び出し、メロディー&ハーモニーを聴かした絶妙なボーカルとコーラスで疾走しまくり!胸締め付けられること必至のシュガーコーティングされた青臭さ満開なナンバー数々、しかもパンクなエッジは残しパワフルな事この上ないです!ベクトルは若干違いますがEXPLODING HEARTSに匹敵する天才的ソングライティングセンスだと思いますよ!それまでの切ないナンバーの応酬に続き、11曲目に飛び出すBUZZCOCKSの大名曲”I DON'T MIND”でエクスタシーを達しちゃうパンク〜パワーポップファン多数じゃないでしょうか。おまけにJAMの"LIFE FROM A WINDOW"のカバーもやってます!2枚のアルバムを残し、解散した彼らですがその後メンバーはどうしてるんでしょうか?ともかく全く捨て曲ナッシングの愛すべき名盤であります!!!YUM YUMSやCHEEKS、BUM辺り好きな人にも是非とも聴いて欲しい〜!!! |
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THE GRUMPIES/WHO ATE STINKY (RECESS RECORDS) ミシシッピーの男女ボーカルポップパンクバンド。ギター&ボーカルがJAYSON、紅一点ベース&ボーカルAMY、ドラムGREGのトリオ編成です。今作は98年にリリースされた13曲入りアルバム。これがFASTBACKSとFYPとZEKEがクラッシュしたようなハイパートラッシュ・ポップパンクサウンドでめちゃくちゃカッコ良過ぎなんです!ディストーションで歪みまくったバーストギターにドタバタリズム隊、ギャンギャン歌い騒ぎわめく男女ボーカルが坂道を転げ落ちるように暴走炸裂する1曲目からラスト曲までポップパンクファン失禁&脱糞モノです!!RECESSといったらやっぱりレーベルオーナーTODDのFYPを一番に連想ですがこの壊れっぷりはそれをも凌ぐ勢いじゃないですかね?そしてディストーションで歪ませまくりながらあくまでメロディーを追い、勢い任せに飛ばしまくりながらウルトラキャッチーメロディーを弾き出す!!なんせ曲が良過ぎです、切ないです青臭いです!!!全曲全くハズレなしですが特に12曲目「COULDN'T」なんて胸がキュンキュン鳴りっぱなし。RECESSのビデオにもこの曲が収録されてるんですが、お父さん首振りまくりにもう目が潤ませてしまいましたよ。インナーの写真見るにベースのAMYはおブスな雰囲気ですがビデオではめちゃ可愛いですね〜。彼女は下着姿でライブしてるようですがそのビデオでは衣服を着用しておりちょっぴり残念。(笑)ともかく、この初期衝動溢れまくる極上ポップパンクを体験しない手はないですよ!!本当に最高ですから!!! |