2004年8月7日収録

えっとですね、かれこれ3年と8ヶ月ですか、
このハイパーイナフラジオを続けたきたわけですが
ラジオを始めた当初からあった計画がありまして
その為にしばらくラジオを休止しちゃおうかなって思ってます。
その計画とは、ずばりレコード屋をやるという事なんですが
遂にというかいよいよそれを始める流れが僕出口の周りでポツポツと
起こっており、やっとやっと重い腰を上げちゃおうかなと思ってます。
別にこのラジオを休止する必要も無いとは思うんですけど
色々忙しくなると思うしやっぱそっちに集中したいって気持ちも多々。
まあページを完全に閉めるって感じじゃないし、ラジオも時間の余裕が
あったら定期的じゃないけどこれからも気が向いたらやろうと思ってます。
レコード屋始めたら、さすがに岩佐君に協力頼むのはあれなんで
うちの嫁巻き込んでラジオやるのも面白いと思いますしね。
とりあえず、今回が一応最後のラジオになりますが
もう一度だけでも自分の中の区切りでちょっと前やった
温故知新盤スペシャルみたいなラジオもやっちゃおうかなって話もあり。
また、やっぱラジオ再開したくてウズウズ来ちゃったぜ〜とかって
感じになっちゃうかもしれないし、まあ気持ち半分で聞き流してくださいな、はい。

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Recommended Song
SIGNAL LOST/CHILDREN OF THE WASTELAND
(PRANK)
テキサスの4人組。今作は1stアルバムで全12曲+1曲。ボーカルとベースが女性メンバーでして、ギターは元DEATHREAT,BALANCE OF TERRORのSTANさんが弾いてます。PRANKってことでハードコアバンド勝手に予想してましたが、これが叙情的メロディーが満載な音作りで案外メロディックなんでありますねー。スピードナンバーは無く、ミッドテンポでグイグイ押していき、全体をダークな雰囲気を覆ってます。そしてTILTを連想させる女性ボーカルがこのバンドの要でありますね。時に力強く時に伸びやかに熱唱するボーカルスタイルは素晴らしいの一言。説得力の塊でドラマティックな曲展開と合わさってほんのり泣かせます!なかなか居そうで居ない世界観も持ったバンドでありますね。10月にはAUS ROTTENメンバー在籍のCAUSTIC CHRIST(POISON IDEAを思わせる激熱ハードコアでええでっせ〜)や東京のHAMMERともアメリカツアーするよう。ともかく悲哀感が堪らん一枚であります!









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ハイパーイナフラジオ
保管倉庫
(Back Number Radio)




あの感動をもう一度
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身の上相談室







































THE RICHIES/FOREVER AND TODAY
(POPBOOMERANG RECORDS)
THE STEREOSで活動していたCHARLEY氏がオーストラリアパワーポップを代表するTHE FINKERS周辺メンバーと組んだバンドであります。FINKERSのMICHAEL CARPENTERがEDDIE OWENとBOB SUSNJARAと別に活動してるバンドTHE PYRAMIDIACSにCHARLEYが加わった形になるのかな?FINKERS周辺の人達は忙しいですねー。MICHAELはソロでも活動してるし、このバンドにスケジュール合わせるの大変だった模様。で、音の方なんですがテレビから流れてきても違和感の無い完成度の高い極甘パワーポップです。BEATLES,BEACHBOYSをきっちり吸収したハーモニー効かせまくりのギターポップ。マージービートっていうと古いこだわりの音を感じさせるかもしれないけど、60年代雰囲気はキッチリありつつ、素直に今の音で鳴ってます。ベタな印象を持つ人もいるかな、でも素直にポップソングとして完成度を高めてますね。SLOAN,VELVET CRUSH,PLAYMATES,ICECREAM HANDSなどなど、うんうん良い曲書くバンドですよ!


MAKE BELIEVE/ST
(FLAMESHOVEL RECORDS)
シカゴの鬼才TIM KINSELLAのニューバンドであります!今作がデビューミニアルバムで全5曲入り。CAP'N JAZZ,JOAN OF ARC,OWLS,FRIEND/ENEMYなど数々のバンドでその才能を遺憾なくぼんぼこ発揮してきたわけですが(あっ、BRAIDのBOB NANNAとのSKY CORVAIRもありましたね!)、その彼がGHOSTS&VODKAのSAM ZURICKと組んだこの4人組バンドもやっぱ素晴らしい!1曲目から彼特有ののむせび泣くようなヘロへロヨレヨレボーカル全開でもうこれだけで僕の胸を高鳴りっ放しですよ!SAMの美しくもコロコロ表情を変えるギターもめちゃスリリング、そして変拍子を主体としたリズム隊のトリッキーなプレイもガツンガツンカッコ良いのであります。が、やっぱTIMボーカルだね〜。感情の高まりと共に雄叫び上げ、決してうまいボーカルじゃないですがそここそ彼の味であります、泣けます。秋にはまたニューEPをリリース予定のようでJOAN OF ARCのPOLYVINYLから出るニューアルバム共々楽しみでありますね!


SICK TERROR
/EU ME VENDO POR BEM MENOS DO QUE VOCE IMAGINA
(USINA DE SANGUE/TERROTTEN/TEENAGER IN A BOX)
またしてもブラジルから激烈なハードコアバンドの登場です!サンパウロの4人組で今作がデビューアルバム。全26曲入り。1曲目の少々長い(3分弱)不穏なノイズイントロで「もしかしてはずしちゃった?」って一瞬不安にさせておいて、そこからは怒涛のスピードチューン全開で物凄いことになってます。ほぼノンストップで速連射されるアングリー度高いハードコアナンバーの暴走ぶりは壮絶!グラインド一歩手前でブラストビートとも言って良いメチャクチャ速いドラミングに、早口で捲し立てるポルトガル語ボーカル、緩急付けた展開に燃えまくり。HERESYやINTENSE DEGREE辺りもちょっと連想。このバンドはテキサスの鬼っ子ハードコアWORLD BURNS TO DEATHとSPLIT出したり、スウェーデンのRIISTETYTと合体プロジェクトRIISTETERROR(そのまんま。笑)もやっていたりしてかなり面白い存在でもありますね。シングルやSPLIT、未発表曲を集めた52曲入りの編集盤も出てますのでそちらも要チェックでありますね!兎にも角にも狂ってます、ふんぎゃ〜。


SCENE CREAMERS/SUCK ON THAT EMOTION
(DRAG CITY RECORDS)
元MAKE UPそしてNATION OF ULYSSESのIAN SVENONIUSを中心としたバンド。同じくMAKE UPのMICHELLE MAEも在籍で今作は去年リリースされた2ndアルバム。ややこしいのですが、1stアルバムや今年リリースされた3rdではWEIRD WARというバンド名です。今作からGOLDEN,SIX FINGER SATELLITE(THE CHINESE STARSにもこのバンドのメンバーいますね)のALEX MINOFFがギターで参加。これがMAKE UPのゴスペルパンク風味を更に推し進めた雰囲気のファンキー且つサイケデリックなロックサウンドですこぶるカッコ良いのです!MAKE UP同様IANの艶かしく絡みつくようないやらしいボーカルもやっぱ大活躍、WOWベダルを多用するギターにファンキーで踊れるリズム隊が相乗効果でアダルティーに体よじれまくり。ファンキーナンバーだけじゃなく、カントリー風な曲やアコースティックタッチなほろ酔いナンバーもあって渋くええ感じでありますね。IANと言えばMAKE UP解散後にDAVID CANDY名義でソロをSIESTAから出してましたね。あれもおかしなアルバムです。


GRAHAM SMITH/FINAL BATTLE
(MARCH RECORDS)
宅録ポップユニットKLEENEX GIRL WONDERで活動してたGRAHAM君のソロデビュー作です。前作から4年ぶりとなるアルバムで、以前もユニットとはいってもソロみたいなもんだったので、心機一転ということになるんでしょう。アルバムタイトルも意味深ですね。前作では初々しい10代だったわけですが、今は20代半ば位になったのかな?年齢による深み&味がジワジワ出てきたんじゃないでしょうか。ってまだまだ若いのですが、かわいさを感じさせるポップさではなくて、切なさが増ししみじみとしったポップソングになってきてますね。シンガーソングライター的な雰囲気もほんのりと。でも、やっぱチープな録音は変わりなく、ローファイな感じは相変わらず。それが切さをより強調させてますね。こういう人は全部自分の手で作って内に内に入っていくとは思いますが、彼の持ち味の人懐っこいメロディーも健全でシリアスになりすぎてないのも良いです。これからも派手さは徐々に無くなっていくと思いますが、良質なポップソングを作り続けて行く事でしょう。

ASS/ST
(ASS RECORDS)
ミネアポリスの4人組ハードコアバンド。ギターは太っちょ女性であります。名前もアルバムタイトルもレーベルもASS尽くしってことで、検索しても殆ど何も出てこないレビュー泣かせのこのバンド。殆ど詳細不明なんでありますが辛うじてオフィシャル発見。そのページ見るにおそらくアメリカでも殆ど無名なローカルバンドと思いますが、いや〜これがカッコ良いのでありますよ。ミディアムテンポで骨っぽく押していく曲中心でそれに塩っ辛いドス利いたボーカルが乗っかる感じでして、取り立てて新しい事もやってないし演奏もめちゃシンプル。が、その派手さのないシンプルな曲だからこそ生きる曲の良さは正にシンプル・イズ・ベスト!3コードな曲展開ながら絶妙に入るコーラス、ズンドコドラムなRAWな勢い。本当にお世辞抜きにこういうバンドは飽きが来ない、聴けば聴くほど味出ますぜ。が、AMEBIX,ASTA KASK,MOB 47,GISMに絡んでいたと書いてあるボーカルのオフィシャルページバイオはやり過ぎですな。(笑)本気にする人はいないと思うけどね。