2004年6月26日収録

先週の土日とまた大阪行って来ました。
ライブも最高だったんですが、もしかしてるもう売ってるかもと
期待してたMORGUE SIDE CINEMAがなんとその日から
IGNITIONで先行発売されていてこれには嬉しい悲鳴出まくりでありました。
貰った激渋なポスターが只今僕を見下げる格好で部屋に飾ってある
わけですが、今回のラジオの目玉はやっぱ彼らでありますね。
2年前にIGNITIONの店内BGMで聴いたのが彼らとの出会いで
ありましたが、それからライブにも幾度も足を運び
そしてこうやってまたラジオで紹介出来るってのは
光栄しきりであります。松岡さん、寺尾さん、サダさん、そして
お話した事ないけどドラムのお方、本当にご協力ありがとうございます!。
彼らは音もカッコ良過ぎなんですがライブで見せる空気感も雰囲気ありありで
めちゃくちゃカッコ良いですよね〜。ってことでライブに足運ぶの絶対お薦めします!
僕らも近いうちに参戦です。

今回は前回の温故知新スペシャルから通常バージョンに戻りましたが
大阪でまた古い音源ばかり買っちゃった・・。またそのうちスペシャル開催か???

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Recommended Song
THE RIVERBOAT GAMBLERS/SOMETHING TO CROW ABOUT
(GEARHEAD RECORDS)
テキサスはDENTONの5人組。結成は97年と結構中堅どころのようですがおそらく今作がデビューアルバムと思います。で、これがアグレッシブながらキャッチーなガレージパンクサウンドでめちゃカッコ良いのです!NEW BOMB TURKSに近い部分も感じますが、このキャッチーなサウンドは昔居たGAUNTとかなりの共通項。コーラスの入り方とかからかHIVES辺りにも通じるもんもあります。ワイルドに叫び歌い上げるボーカルにザクザクに弾きまくる二本のギター、絶妙のツボで入るコーラス、う〜んカッコええな〜。結構アメリカでは注目を浴びてるらしくSXSWにも出演したようです。次はメジャー行くのかな?ちなみに今作はテキサスパンクの神的存在、元BIG BOYSのTIM KERRのプロデュースでありますが、メンバーがインタビューで語っていた所本当はROCKET FROM THE CRYPTのJOHN"SPEEDO"REISにプロデュースして欲しかったらしい。おいおい欲張り&贅沢過ぎだよ!(笑)今作リリースレーベルもロックンロールバンド目白押しでええ感じですね。









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ハイパーイナフラジオ
保管倉庫
(Back Number Radio)




あの感動をもう一度
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今週のラジオ傑作選



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身の上相談室







































TOM FREUND/COPPER MOON
(SURF ROADE RECORDS)
90年代にBEN HAPPERや、THE SILOSというバンドで活動してた人で元々はジャズベーシストみたいです。このアルバムがソロ3作目でベース、ギター、ピアノとマルチにプレイしていて所謂ミュージシャン’Sミュージシャンな人ですね。前作ではジャズオルガンのJIMMY SMITHが参加していたりして、音楽的知識や技術はバッチリなんでしょう。それも凄いんですが、僕が期待するSSW系のアーティストとしても素晴らしいんです!歌、曲がいいんです。グッドプレイヤーが必ずしもグッドミュージシャンでなかったり、いいソングライターがプレイヤーとしてあまり優れてなかったりすること多々ですが、この人の作品は良い!あまりややこしくなく、ストレートな感情をシンプルな曲で歌い上げてます。音楽的に懐が深いので、フォーキーなポップやビートルズチックなバラード、さすがにジャズ畑出身だけあってTOM WAITSばりのハードボイルドなジャズそしてストレートなロックとバラエティー豊かです。もうもう器が大きいですね〜。単純に凄くいい作品と思います!


MORGUE SIDE CINEMA/NAPALM LIFE
(CH RECORDS)
個人的に兄貴と呼びたくなる大阪の4人組MORGUE SIDE CINEMA。ラジオで前音源「DOMESTIC PREDATOR」を紹介させてもらったのはもう2年以上前になりますね。その後、彼らのライブにも足を運び、もうもうその男臭い哀愁パンクロックンロールにいつもやられまくりなんですが遂に待望の初フルレングスアルバムがリリースです。期待通り、いやそれを遥かに越えたもうもう傑作アルバムですよ!OVER 30のメンバーが奏でるサウンドはそこらの若造にはとても真似の出来ない貫禄と男の哀愁を兼ね備え、本当に握りコブシで涙であります。今までは英語だった詞も今作では11曲中8曲が日本語詞になってますが全く違和感なしというかむしろこのほうがしっくり来てますね。前作のレビューではRFTCやLEATHERFACEを例えに出しましが、そんな例え全く無意味!もう彼らは唯一無比な存在です。PIPE69での彼らのライブはCREWも多数でいつも大盛り上がり。ってことでアルバム買ってビール片手に是非ライブに足を運びましょう〜。飲んだら飲まれろですよ!!


RETISONIC/RETURN TO ME
(SILVERTHREE SOUNDS RECORDINGS)
ex.SWIZ,FURY,SWEETBELLY FREAKDOWNそしてBLUETIPのギターリストJASON FARRELLが2002年に結成したRETISONICの待望のフルレングスがリリースであります!前作のCDEP「LEAN BEAT」がBLUETIP延長路線で期待膨らむばかりでありましたが今作その期待以上の素晴らしい仕上がりになってます。硬質でありながら疾走感を兼ね備え尚且つキャッチー!フックの効いた爽快ロックサウンドがやっぱいいですね!メロディーとハーモニーの調和はやっぱJASONのボーカルのなせる技でしょう。前作ではドラマーである元GARDEN VARIETYのJOE GORELICK(一時BLUETIPでも叩いてたよう)との2人組ユニットって趣きでありましたが今作では正式ベースメンバーも入り現在はヨーロッパツアーを敢行中。日本にも来てくれ!それは置いといてJASONは83,4年頃からワシントンDCのシーンに居たようですがこのバンドはニューヨークを拠点に活動中。DCと決別したわけじゃないと思うけど、心機一転を計りたかったのでしょうかね?


THE FICTION/I TOLD HER THAT I LIKE LIVING IN A BOX
(LEVEL PLANE)
ニューヨーク出身の激カオティックバンドSAETIA。何度ものメンバーチェンジを行ったってことでその元メンバーは現在HOT CROSS,OFF MINOR,ERRORTYPE11など多数のバンドに枝分れして活動中なわけなんですが、今回紹介するTHE FICTIONにも元SAETIAのCOLIN BARTOLDUSがギター&ボーカルで在籍なんであります。彼を含む3人組で最小限なバンド編成ってことで全く無駄のないサウンドに仕上がってます。音はやっぱカオティックなハードコアなんですが、直情的なHOT CROSSとは若干タイプが違ってどちらかと言うとOFF MINORに近い感じかな?初っ端から激テンションで持っていく勢い重視な面も見せつつ、トリッキーなギターフレーズを中心に多展開にジワジワ上げていきます。いや〜、これはセンスの塊ですよ!猫の目のごとく展開しますがソリッドな音作りで本当に静と動(と言うか激)の使い分けがうまい!LADDERBACK辺り好きな人も絶対気に入ると思います。本作リリース前にミニアルバムもリリースされてましてそちらも気になるな〜。


ALLY KERR/CALLING OUT TO YOU
(QUINCE RECORDS)
グラスゴーからの新星ですね〜。プロデュースはPEARLFISHERSのDAVIDで、BMX BANDITS,TEENAGE FANCLUB,BELLE&SEBASTIANなど諸先輩方もバックアップしているよう。ってことでええ所付いてきます。嗚呼憧れのグラスゴーサウンドや〜って感じですね。音の方は作り込まれた感じじゃなく、初々しく純粋な雰囲気が曲調にあっててより曲を引き立てるんだな。なんと言うか、僕の勝手な解釈なんですがこの初々しい&純粋ってのが僕にとってグラスゴーへの重要なイメージになってるんです。今となっては諸先輩方にはこう言った雰囲気の音を出すのは難しいでしょうね。ちょっと羨まくそして微笑ましく思ってバックアップしてる姿が目に浮かびます。この音から連想するバンドは結構色んなバンドに似てて悩みますが、アコースティックな静かめな音がネオアコに通じる感ありありですね。強いて言えば、BELLE&SEBASTIANの路線にちょっとほのぼのしたメロディー乗ってる感じか?あとBMX BANDITSやPASTELSにも近いものありまっせー。

INEPSY/ROCK'N'ROLL BABYLON
(FERA WARD)
カナダの4人組。今作が1stフルレングスアルバムで10曲収録。リリースはTRAGEDYのYANNICKのレーベルから。音の方はもろMOTORHEADに影響大なハードコアサウンドで極上に渋くカッコ良いのですよ〜!BORN DEAD ICONS辺りに近いサウンドアプローチで、最近では元BLACK CROSSメンバー在籍のCOLISEUMともかなり共通項。余談ですがCOLISEUMも激渋にカッコ良いので次回ラジオ辺りで紹介しようと思ってます。本題戻って、本当にボーカルまでMOTORHEADのLEMMYにそっくりな濁声ボーカなんだなー。そしてD-BEATな雰囲気でミディアムテンポでブリブリ猪突猛進&ヘビーリフで押しまくるそのサウンドに気が付いたらヘッドバンキングしちゃいます。メンバー各自がやってる別バンドKONTEMPTやC.C.S.S.も気になる所ですねー。今年11月にはWORLD BURNS TO DEATHとツアーするようでええですね〜、観たい!このアルバムもちょっと前に出たばかりですが早くもニューアルバムレコーディングして、同レーベルからリリース予定ありのようですよ!これまた楽しみですね。