2004年1月24日収録

今回はTHE VSS祭りラジオって感じでございますね。
ちなみにボーナストラックで流した曲は彼らの編集盤からですが
アルバム「NERVOUS CIRCUITS」も同様にカッコ良いのでありますよ。
それにしても昨日の1000 TRAVELS OF JAWAHARLALは相変わらず
カッコ良かったなー。もうオールフェイバリットバンドであります。
そして来週はいよいよ大阪遠征だー。音源買出しももちろん楽しみ
だけど、2月1日のPIPE69ライブ楽しみ過ぎ♪
AMOK,FLASH LIGHT EXPERIENCEそしてBEIRUT5、う〜ん祭りだ〜!
本当にBEIRUT5は今観とかなあかんバンドですよ、今観とかな。

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Recommended Song
SEEIN RED/THIS CD KILLS FASCISTS
(PECULIO DISCOS)
オランダのハードコアバンドではベテラン中のベテランで、結成は1989年でもう十年選手。前身バンドは御存知LARMでありまして、ボーカルを除くメンバーがそれまでの暴走しまくるハードコアに飽きたのか(?)FAITH,FUEL,IGNITION,FUGAZI,MINUTEMENなどにインスパイアされたバンドを当初は目指していたよう。確かに初期の音源を聴くと、スピードも抑え目でタイトで軽い正にアメリカンなハードコアサウンドを奏でてます。が、しかしその後段々スピードアップしていき、もう誰も止められん猪突猛進のハードコアサウンドに先祖帰り。この音源は彼らの2001年から2003年までのSPLITやコンピ参加曲、未発表ライブ曲など全40曲収録であります。DILSの超名曲CLASS WARにもニンマリ。ちなみに今作はブラジルのレーベルからで、それ以前のディスコグラフィーもオランダのCOALTIONレコードからリリースされてるのでそちらもチェックを!









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ハイパーイナフラジオ
保管倉庫
(Back Number Radio)




あの感動をもう一度
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身の上相談室







































STEVE O'DONOGHUE/MARTHA
(FIRESTATION)

イギリスはマンチェスターのSSW。この作品が2枚目の作品だと思う。ドイツのネオアコレーベルFIRESTATIONからのリリース。イギリスらしいSSWですね〜。NEIL YOUNGやBOB DYLANとかのフォークソングが好きであっても、その間にネオアコがあるって感じですね。ジャケの写真がおっさんぽく見えて、もっと渋いのかなって思っていたけど結構若々しい明るい音作りです。アコースティックでフォキーなんだけど、メロディーが美しくずばり至極のポップソングがズラリ。土臭くなくて繊細で洗練されてる。RODY FRAME,EDWIN COLLINS,JAMES KIRKなどネオアコバンドからSSWに移っていたアーティストを連想させますね。実際ファンだったんでしょう。イギリス人たるものやっぱりこういった音を出さんといけませんよね。音作りもシンプルでアットホームな雰囲気、あまり作り込んでないところも良い。曲の出来は言う事ないので、これからもまだまだ素晴らしい音源を出してくれそうです。

YEAR FUTURE/ST
(GSL)
元ANGEL HAIR,THE VSS,SUBPUENA THE PASTそしてGSLのオーナーであるSONNY KAYがまたしてもニューバンドを始動させました!それもDEAD AND GONE,THE PATTERN,THE FUCKING ANGELSなどに在籍していたメンバーを率いて、ってこれは期待しないわけ無いですよね。今作が4曲入りデビューシングルで音的にはTHE VSSに近い感触ながらより気狂い度が高いアートパンクサウンドが何ともカッコ良過ぎ!SONNY KAYのヒステリックなスクリーミングボーカルも相変わらず健全でその粘り気も一向に衰えてません。ダブの影響が入ったカッティングギター、引きずるようなベースライン、虫のような音色を醸し出すシンセが渦巻く暗黒ワールドが癖になること請合いでっせー。結構ライブも頻繁におこなってるようで先日の来日公演も素晴らしかったBATTLESとも共演したよう。GSLの変態軍団を引き連れ来日熱烈に希望&もっと曲聴きたいよ〜!


PLEASURE FOREVER/ALTER
(SUB POP)
上記のYEAR FUTUREに続きこれまた元THE VSS。このバンドはSONNY KAY以外のTHE VSSメンバー3人によるバンドで現在はサンフランシスコを拠点に活動してます。以前はSLAVESと名乗ってました。YEAR FUTUREがTHE VSSを更に進化させた音作りなら、こちらは同じく暗〜い世界観ながら歌を聴かせます。バンド形態はギター、ボーカル&シンセ(ピアノ)、ドラムでベースレスでありますがシンセ&ピアノの幻想的音色が全面に出て浮遊感漂いまくり。エコー効きまくりのボーカルもええ按配。今作は前作同様SUB POPからの2枚目になり、前作ほどのド暗い雰囲気は減退し曲もより深化し本当に壮大な作品になってますね。うまい事例えられないけど、なんかイギリスのバンドのような陰りのあるサウンドで、ゴシックやサイケな匂いもほんのりと。以前紹介したGSLのTHE STARVATIONSと仲良いみたいで一緒によくライブしてるよう。ミシガンフェストDVDでもライブ映像みれますぜー。


SHIKARI/ST
(LEVEL PLANE)
オランダ産の4人組。CATWEASEL,ONE DAY CLOSER,OFFICE KILLERなどのメンバーによって結成されたのが1999年。今作は以前リリースされた7インチの4曲に約30分近くのライブ映像を収録した一品であります。マジこのバンド壮絶にかっこいいですよ!音的にはブルータル度高めの激情ハードコアで重戦車のようにガッツンガッツン突進しながらも、全体に漂う悲哀感。演奏と一体化するようなボーカルがこれまた悲痛の雄叫びを上げまくりで、ある意味芸術的。音的には全然違うけどライブでのSTRUGGLE FOR PRIDEのボーカルさんを連想しちゃいました。で、上でも紹介した同郷のSEEIN REDとかなり仲良くSPLIT出したり、UKツアーも一緒に敢行してます。ええなー、観たい!予定ではLEVEL PLANEからこれまでの音源のディスコグラフィーもリリースあるようでこれまた楽しみ。ちなみにこのバンド日本人の友達でもいるのか屍狩という意味でバンド名付けたよう。

COLLIN HERRING/AVOIDING THE CIRCUS
(GRAVESTONE PICNIC)
所謂ルーツ系、アメリカーナっていう括りで扱われるアーティストでしょう。マンドリンやスティールペダルを多用してカントリーが基本だけど、なかなか味のあるしゃがれ声に何処となくダークな雰囲気な曲の数々。ダンディズムを匂わすロードムービーを見てるような印象を受けますね。最近のJAY FARRARのソロと近いかな?そしてJAYよりある意味才能があるというか、器用というか曲作り&アレンジが完成されてます。そんな所はRYAN ADAMSを連想。そんなこの人は、テキサスの25歳の若者だそうで写真を見たら素朴な田舎の好青年って感じで音の印象とはちょっとずれてました。バンドメンバーもアメリカの地方バンド、正にカントリーバンドって言うルックスで、何気にご本人のお父さんも在籍。なんか凄いですねー、この手のロックサウンドはもう伝統音楽みたいなもんですもんね。継承されてくから完成度が高い。でも、その中にちょっと若気を垣間見れるそんな新鮮なサウンド作品です。

THE HUSBANDS/INTRODUCING THE SOUNDS OF THE HUSBANDS
(SWAMI RECORDS)
今回も前回に続きSWAMIレーベルのバンドを。JOHN REISプロデュース。サンフランシスコを拠点に活動する女の子3人組でこれがデビューアルバム。ギター2本でベースレスであります。SWAMIってことでこれまた良質なロックンロールサウンドを聞かせてくれますね。ソウル、パンク、R&Bを貪欲に飲み込んだド渋な音作りでキャピキャピ感や派手さはないけどグッグッと来ちゃいます。GORE GORE GIRLSっぽいかな?あとTHE GORIESに近い骨太さもあり。全14曲中6曲カバーですがご心配なく、オリジナルの方がカッコ良い!ちなみにカバーはCAROLE KING,BO DIDDLEY,THE DRIFTERSとこれまた渋い。なんか新人離れしてるなーって思ったら、メンバーのSADIEとSARAHはKILL ROCK STARS界隈で無数にバンドやってます。BONNOT GANG,THE LIESなど他多数でこれまた気になりますね。そして何気にSADIEはトラブルマンからリリースあるTHE VANISHINGに在籍でびっくり。