2003年9月20日収録

やっと残暑も収まってきた感じでやれやれでありますよ。
またしても来週の27、28日恒例の大阪音源買出し旅行に行って来ます。
27日はタイムボムが新品10%中古20%オフのセールなんであります。ポイントカードも
倍押しであります。結構これ重要!(笑)阪神優勝の余波で他のレコード屋もセール
やってないかなとひそかに期待してるんですがそりゃさすがに虫が良すぎますかね。
で大阪行った後は京都にちょっくら寄って、BASE京都店来襲予定。案外こちらが
メインだったりして。いや、本当のメインは以前ラジオでも紹介した大阪の
MORGUE SIDE CINEMAの悲願の初ライブ観戦!夫婦で狂喜乱舞白目剥き。
只今その旅行に向けて、夫婦で休みだろうがライブがあろうが家にひきこもり
グッグッと我慢の毎日を過ごしてます。かつて無いほど大阪&京都で弾けそうな予感♪

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Recommended Song
I SHOT CYRUS/TIRANUS
(LAJA RECORDS/LIBERATION/625 THRASHCORE)
ブラジルはサンパウロの4人組激烈ハードコアスラッシュバンド。ブラジルってことでもちろんポルトガル語で歌って、いや叫んでます(笑)。POINT OF NO RETURN,NEWSPEAKのメンバーなどが中心になって1997年に結成され当初はユースクルーな音を目指していたようですがそれに80年代USハードコア、そしてヨーロッパのハードコアの影響が入り現在の音の到達した模様。ストップ&ゴーを多用した切迫感溢れる猪突猛進サウンドでザクザクとした扇情的リフが堪らん。メンバーのフェイバリットに上げられてるINFEST,HERESY,INTENSE DEGREE,NEGAZIONE,C.O.Cなどをごった煮した結果こんな激熱なサウンドが生まれたんでしょう。「戦争はいらんけど階級闘争は別や!」という裏ジャケのメッセージから分かるとおりポリティカル要素も多々。CRUMBSUCKERSのカバーも収録であります。燃えまくりの傑作!









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ハイパーイナフラジオ
保管倉庫
(Back Number Radio)




あの感動をもう一度
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今週のラジオ傑作選



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身の上相談室







































THE MENDOZA LINE/IF THEY KNEW THIS WAS THE END
(BAR NONE)
初期のKINDERCOREからその後BAR NONE,MISRAと通算4枚アルバムを出しているこのバンド、待望の新作と思ったらデビューアルバムの編集盤なんですね。えらい荒々しいギターサウンドが多いな〜ってのも納得。SUPERCHUNKばりの疾走感のあるギターポップサウンドと、このバンドの特色であるフォーキー、カントリーな曲とまだ曲によって色分かれてますが、そこがこのバンドの初期の持ち味でもありますね。意外とハードな曲がかっこいいんですよねー。KINDERCORE時代はレーベルカラーと微妙にずれていてあんまりもてはやされなかったけど、それはそれで良かったなと。こういったバンドはジワ〜っと活動続けてもらいたい。96年のアセンズが盛り上がってた頃の音源みたいでメンバーによる当時を思い起こす解説が長々とインナーに載ってますが、英語が堪能じゃない僕は解読不完全であります・・。


ASTERISK/DOGMA
(THREE.ONE.G)

以前31GからリリースされたQUEENトリビュートでいかれたカバーを披露してくれたスウェーデンの3人組グラインドハードコアバンド。何とドラムは解散来日ライブも記憶に新しいDS-13のメンバーのよう。このアルバムはNASUM,JENNY PICCOLOとのSPLITにアナログのみでリリースされた音源をコンパイルしたディスコグラフィーで全41曲入り!速連射で繰り出されるブラストビートに狂ったように吠えまくるツインボーカル。個人的にグラインドと言うと立て続けに聴くとちょっとしんどいってのあるけどこのバンドは音がスコーンと抜けていると言うか、曲展開にひと技ありで軽くサクサク行けちゃいます。BRUTAL TRUTH meets LOCUSTってのは無理やり過ぎ?あとLOCUSTメンバーの別バンドCATTLE DECAPITATION好き人にもお薦め。日本のメルツバウとのコラボレーション音源のリリース予定もありですよ。

CENTRO-MATIC/LOVE YOU JUST THE SAME
(MISRA)
ここ最近個人的に再びマイブームなこのバンド。テキサスのギターバンド待望の新作であります。これでいつの間にか7枚目。6月、7月のラジオで前作そしてボーカルのソロを紹介してますが懲りずにまたまた紹介です。ボーカルソロの枯れ枯れ具合にはびびりましたが、バンドでも枯れ具合アップしてきてますね。轟音ギターは健在ですが全体的に泣かせに走ってます。しゃがれて呟くように歌うボーカルに、それをじわじわ盛り上げるバック、正に熱く男泣き〜って感じでございます。以前のようなエネルギー溢れる雰囲気に変わっておっさんの哀愁感じまくり。オルタナ系の音とルーツ系の音を合わせたサウンドっていう表現を使うと陳腐というか失礼過ぎますね。もうこのバンドは自分達のスタイルを完全に完成させてますよ。本当によく新作を出してくれました、ありがとう。これからも末永く頑張って欲しいものです!


G-WHIZ/THE POP PUNK SINGLES COLLECTION 1989-2002
(BOSS TUNEAGE)
アリゾナのメロディックパンクのディスコグラフィー。活発に活動したのは80年代末から90年代初頭っていった感じなんでしょうか?6枚のシングルに91年にリリースされたアルバム1st「EAT AT ED'S」を収録した全23曲入り。最近どうも再結成したようで近々BOSS TUNEAGEからリリースされる「CAFFENINE MACHINE」からの新録曲も2曲収録です。で、音の方がDESCENDENTS〜ALL,BIG DRILL CAR,CHEMICAL PEOPLEなどのCRUZレーベルに近い雰囲気で泣き泣きです。しょぼさ具合が堪らん弱虫、泣き虫サウンドが胸うちます、辛抱堪らんです。線が細い甘えたボーカルからは我が青春DOUGHBOYS,HARD-ONS辺りにもリンクする感じですね。って感じで90年代初頭のメロディック好きは卒倒必至でありますよん!2ndアルバム「HOOK!」も再発予定あるようでそちらも楽しみであります。

ROB CROW/MY ROOM IS A MESS
(ABSOLUTELY KOSHER RECORDS)
この前PINBACKのシングルがリリースされたと思ったら今度はROBのソロ作品が!ソロとしてはかなり時間空いてますが3枚目になるようですね。で、やっぱこのおっさんの才能は一向に枯れることが無いってばかりの充実内容なんであります。彼の関わるバンドはどれもハードコア並みに曲数が多くこの作品も18曲入り。アコースティックナンバーを基本に、電子ドラムが活躍するエレクトリックな曲、そして3曲目にはデスメタルチックなナンバーまで!このメタルナンバーは僕が思うにかなりマジじゃないかと、だって彼GOBLIN COCKというメタルバンドもやってるようですからね。本当にこの人奥深いなー。そんな話は置いといて、全編通して彼の透明感溢れる歌心が優しく響いてます。多重録音されたコーラスワークが活躍する曲ではまんまPINBACKを連想。とにかくこのサンディエゴの鬼才からは今後とも目が離せないのであります!

DIE MONITR BATSS/YOUTH CONTRLLERS
(DIM MAK)
またしてもDIM MAK!ワシントンはポートランド産。ベースレスでギター2本にドラムそしてサックスの4人組。音の方はアバンギャルド奇天烈節満載のポストパンクサウンド。メンバーはGOSSIPやSLEET MUTE NIGHT MUTEなどのバンドもやってたよう。ドタバタうるさいドラムに不協和音ギター、そして脱力系ボーカルが吠え、フリーキーなサックスがうにょうにょと。う〜ん何とも病んでいてカッコよろしい。レビューではニューヨークのNO WAVEムーブメント辺り、得にLYDIA LUNCHに例えられてますが僕はここら辺よく分かんない、すいません。個人的にはXBXRX辺りに近いぶっ壊れ具合が自由形のパンクサウンドでかっこよろしいなと。初期BOREDOMSあとそのメンバーのユニット電動歯をふっと連想。ちなみにこの音源はGSLからリリースされたCHROMATICSとのSPLIT曲にシングルを足した9曲入り。病み病み!