ギターポップ学科 第ニ回講義



講師 ギターポップ界の最後の大物 ノーマン・ブレイキ


こ、こ、こんにちは、お元気でしたか、今日は雨が降ってて気分がめいりますが、頑張っていきましょう・・・。そ、それでは今日はギターポップのシンガーソングライターたちを紹介していきます。まあ、シンガーソングライターっていうことだから、ソロで出しているアルバムなわけです個人的にフォークロックっぽい人を好んで聞いている傾向がありますね・・。それでは、毎日曲作りしている職人さんからの作品を楽しみましょう。(今日も手が震えるな。みんな、僕のこと笑っているんだろうな・・・)
JULES SHEAR/Healing Bones

ギターポップの大御所のソロ6作目。貫禄のある王道ポップです。今、好んで聞いているギターポップと比べると、プロフェッショナルでいわゆるメジャーな音ですね。そりゃキャリアが違うのであたりまえなんですが。シンディー・ローパやバングルスがこの人の曲でヒットしたことで注目されたみたいですよ。ザ・バンドにも曲を作っていたというくらいだからほんとに職人的なソングライターですね。エルビス・コステロよりロマンティックで、ビリージョエルよりポップ。ごほっ、ごほっ。
FREEDY JOHNSTON/Never Home

しみじみフォークロックです。ニュージャージー中心に活動してて、この作品は4作目のアルバムになりますね。以前よりストレートな曲が多く、1曲目なんかハードドライヴィングロックしてます。でもまあ全体的には味わい深いフォークロックで、地味といえば地味なんだけど、よく聞くと結構ポップなんです。じわじわと良くなってくる作品ですね。僕みたいな感じです・・・。
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ERIK VOEKS/Sandbox

個人的な思い入れがありますが、ギターポップのシンガーソングライターという言葉が本当に当てはまるって感じてしまう作品ですよ。こ、この人の情報はよく分かりません。現在も活動しているんでしょうか?でも聞けば分かります、ネオアコでもないフォークロックでもないまさにギターポップ。派手でなく、クリアでピュアな感じ、出過ぎない大人的なポップ。出会えたことに感謝してしまうような作品なんです。アルバムはこの作品だけしか出してないようです。せめてもう一枚くらい聞いてみたいー!うっー!
TOMMY KEENE/Isolation Party

弾けてますねー、いやーかっこいいです!ふぎゃっ〜!(しばらく教室中が静まる)年老いてなお盛んです!ヴェルベットクラッシュをはじめとする若手バンドとの交流により、活動が活発になってきた感じのトミーキーン。音もラウドなギターで若々しいー。ウィルコやジンブロッサムのメンバーもゲストで参加してる。いい人そうだもんねー、皆に好かれてるんでしょうね。うっ、うらやましい・・・。こういう先輩ががんばっていると、励みになるんだろうな、若手諸君。(目をむき、一点をしばし凝視)
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KEVIN SALEM/Glimmer

ニールヤングと言われれば、まあそうですね。王道といえば、王道かもしれません。でもかっこいいです、聞いてみればわかります。ソウルアサライムやジンブロッサムのようにルーツ指向の正攻法、同じようにヒットする可能性だってあるかもしれないです。まあ、それはそれとして、バンドじゃないぶん、よりパーソナルな部分が哀愁を出していいんじゃないかなぁー。荒々しく、不器用なサウンド、かっこいいです!本当に!(やや鼻息が荒くなる)
MATTHEW SWEET/Girlfriend

まず、ジャケがいいです!これは言っとかないとね。曲もいい!まずそうじゃないとね。そしてそして、音もいい!音がかっこいいんですよ。生々しい、ライブ感溢れるバンドサウンド。このアルバムはなにか大化けしましたね。ガンガンに前へ出てくるロバートクワインのギター!マシュースィートも聞きほれてたんじゃないですかね。苦労していた時期を経ての作品なので、思い入れも強いんだろうね。アコースティックのバラードなんかほんとにせつない。いい作品ですね。うふっ。
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JAMES IHA/Let It Come Down

スマッシング・パンプキングのギターリストのソロってことで、あまり買う気をそそられるわけじゃなかったんですが、なんとなく買ってしまいました。裏切られましたねー、すごく良いですねぇ〜。ソフトでフォーキーでポップ。スマパンのように大げさな部分は一切なしです。自分の部屋でのほほんと幸せな気分にしてくれる素晴らしい曲たちです。これからもたまには出してほしいですね。ご覧のように首を長くして待っています。(一応首を長くしてみる)
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MIKE LEVY/Fireflies

スニーチースのヴォーカルだったマイクの初ソロ作品。思い入れがあった人には待ち焦がれていたでしょうね。スニーチースが表現されていたような、ドリーミーで憂鬱な感じというのでしょうか。鍵盤やホーン、多様な楽器を使用し、豪華な音作りになってます。ある意味ポップの王道なのかな、ジョンレノンの雰囲気がすごくします。
MICHEL SHELLY/ST

この人はうちの分校のラジオでも紹介してましたね。この人はシンガーソングライターっていう感じはしないですね。なんででしょうか?ジョナサンリッチマンみたいにいい感じでダメなひとだなーって思ってた以前から、この作品で見方が変わりました。僕とはもうもう切っても切れない関係となりましたね。ロマンティックで、ちょっと間が抜けてて、愛すべき曲たち。音はフォーク、カントリー色のポップなんだけど、この人はキャラクターでしょう。マフスが好きって言っていたのも意外で感動しました。(握りこぶし)

今日の講義に間に合わそうと必死に、寝る間も惜しんで内容を考えてきたので、今回もまた紹介すべき人が抜けています!色々なご指摘があろうかとおもいます。もう、いいじゃないですか!あなた達の授業態度に疲れましたので帰ります・・・。(生徒達しばし呆然とする)


次回の講義  不 明・・・って言うか彼は帰ってくるのでしょうか?!