我が祖父 出口貞一の休日




ある日曜日。

僕と妻は所用があって実家に立ち寄ったのですが、そこでまたしても貞一社長に遭遇。
そこで短いながら貞一社長と過ごした楽しい一日をレポートしたいと思います。

途中心臓の弱い方にはきつい写真もありますが
真の社長の姿に迫ったドキュメンタリーですのでご容赦下さい。




実家での用事を済まして、友達と会う約束があったので
慌てて車に乗り込んだところ、駐車場の隅に貞一社長を発見。

入れ歯を口に入れながら、こちらをもの欲しそうに見つめてます。
なんか嫌な予感・・・。
車を発進させた途端、慌てて貞一社長が乗り込んできました。
これには僕らもびっくり。

お爺さん!マジ危ないですよ!!
「お爺さん!僕たちこれから友達に会う約束あるで
悪いけど降りてくれへん?」
「・・・・・」
「お爺さん!本当に時間ないであかんって〜。」
「・・・・・」

数分間の押し問答の結果、貞一社長の発した言葉は一言。

「コーヒー」

仕方なく喫茶店に向かいました・・。
貞一社長のご指名の喫茶店に到着。

何故かそのうしろ姿が勝ち誇ったように見えるのは
僕の気のせい?
メニューに見入る姿は獲物を狙うハンターのよう・・。

ようやく注文が決まったのは1時間後・・。
とっくに友達との待ち合わせ時間は過ぎてます。
また貴重な友達を失いました・・。(涙)

ちなみにモーニングセット全種類頼んでました。
おいおい食べれるのか????

僕らはコーヒーだけしか駄目とのことでした・・。
出ました!お得意のコーヒー皿占い。

「どれどれ〜。今日の運勢は金運が結構ええみたいやなー。
パチンコでも行って財布パンパンにしたろかいな。」
「あっ!?そうや財布忘れてもうた!
すまん、ここの支払い頼むで〜!!」

その言い方が物凄く演技くさかったような・・。
モーニングをずらっと並べてご満悦の様子。

2時間ほどかけてゆっくり咀嚼されてました・・。
貞一社長の一日は長いのです。(トホホ)
僕らが勘定を払った後。

一万円を使った両替詐欺に果敢に挑む貞一社長。
見事失敗されてました。(それも何度も)

って、お爺さんお金もってるやんか〜。
実家に戻り、帰ろうとする僕らを見せたいものがあるからと
無理やり事務所に。

「これやこれ。昨日一日かけて作ったんや。ええやろ〜!
やらへんで。ガハハ」」
これがその作品だそうです。
もっと写真撮れってうるさかったけど
撮るふりだけして帰ってきました・・。

今日一日は一体なんだったんだろう〜。
そして午後3時になると同時に床に就かれてました。

長生きの秘訣はよく寝る事だそうです・・。

グッドナイト、貞一社長〜!


こんな感じです。一応ネバーエンディングストーリーってことで。