12月30日(火)

またもや一年が終わろうとしてます。恒例っていうこともないけど、去年もやったので今年のベスト10もどきでも。まあ、10枚を選ぶってのは元々無理があって今年は日本のバンドと海外のバンドを分けてチョイスしました。って、只単に今の気分で選んでるので明日になったらまた違う10枚になっちゃうかもです(笑)。尚、今年リリースじゃない音源も多々ありと思いますが、あくまで今年よく聴いたものってことでよろしく〜!以下順不同。

海外バンド編(10枚で収まらんかったので12枚です・・)

・THE STARVATIONS/GET WELL SOON

・THE EXPLODING HEARTS/GUITAR ROMANTIC
・ALL GIRL SUMMER FUN BAND/A
・GUYANA PUNCH LINE/DIREKT AKTION
・ANOMIE/DISCOGRAPHY 1994-1997
・THE BLOOD BROTHERS/BURN,PIANO ISLAND,BURN
・ASTERISK/DOGMA
・SCIENCE OF YABRA/CHECK THE SOUND
・RANDY/WELFARE PROBLEMS
・WIDESPREAD BLOODSHED/SPLIT with BRODY'S MILITIA
・WORLD BURNS TO DEATH/THE SUCKING OF THE MISSILE COCK
・THE BRIEFS/OFF THE CHARTS


国産バンド編(これまた12枚に・・・)
・1000 TRAVELS OF JAWAHARLAL/OWARI WA KONAI
・RISE AND FALL/ILL DANCE MY DANCE
・BEIRUT 5/A MACHINIC EXODUS
・BREAKfAST/眩暈
・OUT OF TOUCH/GRASS ROOTS
・R3-N7/FEEL MY ELECTRIC WAVE
・COME BACK MY DAUGHTERS/WEEKEND MILESTONE
・クッダチクレロ/白目で発狂CD-R
・STRANGE OVER THE SUN/THIS CITY IS CHANGING FOR BETTER OR WORSE
・MELT-BANANA/CELL-SCAPE
・EVOMOM/DEMO CD-R
・THE CARNIVAL OF DARK-SPLIT/WELL FED FUCK...VIDEO


ライブベスト5
・AMOK at 豊田三好町サンアート 2003.8.23
・THE SUN at 今池HUCK FINN 2003.7.19
・1000 TRAVELS OF JAWAHARLAL at 伊勢タウンビル 2003.5.4
・IDEA OF A JOKE at 四日市ROCK ON 2003.10.11
・STRUGGLE FOR PRIDE at 今池HUCK FINN 2003.5.31


おまけ:岩佐浩二のベスト3
・DENISON WITMER/PHILDELPHIA SONGS
・BRETT ROSENBERG PROBLEM/DESTROYER
・REIGNING SOUND/TIME BOMB HIGH SCHOOL

12月16日(火)

VA DVD
「LOVITT TRANSMISSIONS VOLUME ONE」

今やアメリカのエモ・インディーロックシーンで中堅どころとなるLOVITTレーベルの軌跡を追ったDVDであります。制作はBRAIDや数々のオムニバスビデオでお馴染みBIFOCAL MEDIA。所属バンドのライブ映像やインタビューなど盛り沢山で2時間近くあるんじゃないでしょうか?って、チャプター機能使いまくりなんで、正確な時間分からんけど。まずは収録バンドをば。ENGINE DOWN6曲、SLEEPYTIME TRIO5曲、BATS&MICE4曲、FOUR HOUNDRED YEARS4曲、RAH BRAS4曲、FING FANG FOOM3曲、FRODUS2曲、MAXIMILLIAN COLBYとMILEMARKERが各1曲ずつって感じでございます。その合間にLOVITTオーナーによるヒストリー紹介やポップなアニメーションによるLOVITTのファミリーツリーもあり。インタビューは正直英語が不自由なもんで、理解不能なんでありますがヒアリングの練習がてらって感じで何度も見直してます。でも分からんものは分からんけど・・。このレーベルは基本的にヴァージニア州リッチモンドのバンドを中心にリリースしてる模様なんですが、400YEARSやSLEEPYTIME TRIO辺りを当初扱い、その後解散したメンバー在籍バンドを紹介していってる感じですかね?あとFRODUS関連や新人バンドのリリースもありですが。そのレーベル創世記を支えた400YEARSとSLEEPYTIME TRIOのハイテンションな激ライブがいぶし銀!う〜んリアルタイムで観たかったなー。400YEARSはかつて来日したわけだし、本当にその姿を拝みたかった。この2バンドは同じくBIFOCAL MEDIAのオムニバスビデオ「THE ACTUALITY OF THOUGHT」に収録されているライブ会場での映像もありです。あっ、SLEEPYTIME TRIOの前身的バンドMAXIMILLIAN COLBYの貴重な映像も白黒でありますが観れて嬉しい感じ。そして、このビデオのメイン的扱いENGINE DOWNはやっぱ昨年の来日公演がフラッシュバックしますねー。やっぱ心の琴線触れまくる曲が良い。おまけにカオティック的要素が強かった初期の映像や初期のメンバーJEREMY TAYLORのインタビューも収録、そして笑えるのが本気か冗談か分からんけどドラムのヒップホップユニットCORNBREAD COMPTONのクリップも観れちゃいます。オフショットのお茶目な表情も彼らの人柄が滲み出てるしで、また再来日して欲しいっすね。同じく来日したRAH BRASやFRODUSの映像はその来日ライブの映像もありで、観に行った人は感慨ひとしおじゃないでしょうか。本来ならRAH BRASの来日に同行するはずだったBATS&MICEがこれまたやばい。ex.SLEEPYTIME TRIO,MILEMARKERのBEN DAVISの歌声染みます、涙腺うるうるです。音響的アプローチも多々なFING FANG FOOMも今後大期待なバンドでありますね。って具合に本当に大充実の内容にもかかわらず値段も輸入盤屋で2000円前後とお手頃!是非是非LOVITTファンのみならず、音楽好きは必見の内容であります。VOL.1ってことで、おそらく続くリリースではBEN DAVISのソロやDAME FATE,PINEBENDERなどの新しいバンドも紹介するんでしょうか?それも観たいですねー。ふっとこのDVDを観て思ったんですが、DISCHORDもこう言った趣向のビデオなりDVDなり出してくれたら面白いのになー、5枚組くらいで。(笑)
11月21日(金)

MARGINAL MAN「DOUBLE IMAGE」

いやー、またしても大阪行って参りました。ライブも最高でした!音源も狂ったような大人買いしてしまったわけですが、それらの音源ついてはまた追々書いていくことにしまして今回はワシントンDC産MARGINAL MAN!が、ジャケ見て分かるように今作は前身バンド的なARTIFICIAL PEACEとの抱き合わせ盤。ドイツの悪名高いLOST&FOUNDからのリリースなんでおそらくブートでしょうね。どちらかと言うとARTIFICIAL PEACEがメインで彼らのディスコグラフィー37曲にMARGINAL MANの1985年リリースの2nd「DOUBLE IMAGE」11曲を追加したような感じですね。RAWなハードコアサウンドで猪突猛進に走り回るARTIFICIAL PEACEも全然かっこいいんですが(実際買った当時はARTFICIAL PEACE目当てでありました)、最近の僕はMARGINAL MANにはまりまくり。1985年夏、マッチョで暴力的なシーンになるつつあるハードコアシーンに嫌気がさしたDISCHORDのIAN MACKAYEそしてその友達が「START ALL OVER AGAIN」を合言葉に始まったREVOLUTION SUMMER。ハードコアな精神性を持ちながらよりメロディーを重視したサウンドで、後のエモそしてポストハードコアに繋がるバンド達がこの時期に次々出てきたんですがこのMARGINAL MANもその流れのひとつでしょうね。その他にはEMBRACEやRITES OF SPRING,SOULSIDE,GRAY MATTER,DAG NASTY,THREE辺りがこの辺りのバンドでしょうか?まあ、DISCHORDを始めた当初10代だった少年達も20代半ばになって、バンド的にも速いだけの曲をやってるのにも正直飽きたってのもあるんでしょう。で、MARGINAL MAN!ARTIFICIAL PEACEとは対照的な感傷的ギターリフで始まる1曲目から涙腺ウルウルであります。もう刹那的!時に熱く時に優しく表情豊かなボーカルもとてもARTIFICIAL PEACEと同じボーカルと思えない説得力。音的にはDAG NASTYにかなり近い感じでしょうか?全曲いい曲ばかりなんですが、特に”FRIEND""TELL ME"の2曲には胸えぐられます。泣き泣きですよ〜。確かに若干古くささがあるのも否めません、派手さも決してありません。でもねでもね、本当にこの躍動感とメランコリックさを兼ね備えたサウンドはその後のバンドに結構影響大と思うんですがいかがなもんでしょうか?そうそう、聞いた話によれば日本のUG MANもこのバンドのことかなり好きで当初はバンド名UGINAL MANとするつもりだったよう。って本当かいな。まあそれだけ良い曲書くバンドなんであります。ちなみに、最近この2ndは元メンバーのKENNY INOUYE(日系人!)のレーベルIN YOUR EYEから再発された模様。新装ジャケに20ページのブックレット、そしてライブ映像も6曲収録のようです。これは買わないとっ。ってそれよりDISCHORDから出た1st「IDENTITY」聴きたいぞー!
11月11日(火)

STRANGE OVER THE SUN「THIS CITY IS CHANGING FOR BETTER OR WORSE」

一昨日は名古屋今池ハックフィンにSNUFFY SMILE企画のライブ行って来ました。同日四日市でもSTRUGGLE FOR PRIDE,BREAKfAST,ANTONIO THREE@ルークレコード店内って素敵なライブもあったんですが、いかんせんハックライブもメンツ強烈で泣く泣くこちらに。メンツはI EXCUSE,LONGBALL TO NO-ONE,EVOMOM,NAVELそして夫婦で大好物な1000 TRAVELS OF JAWAHARLAL(以下ジャワと略させてもらいます)と超豪華!正直SNUFFY SMILEのバンド全部が全部好きなわけじゃないけど、この日は大好きなバンドばかりで大興奮であったわけです。大阪のEVOMOMがとびっきりカッコ良かったんですが、伊勢タウンビルのライブ観て驚愕したジャワも激テンションなライブで上がりっ放しでした。ジャワは北九州市小倉 のバンドなんですが、福岡のBUTCHとイモムシレコードというレーベルをやられてるんです。BUTCHもPITCHFORKやDRIVE LIKE JEHUなどを連想させる激なバンドでこれまたカッコ良しであります。そして、そのBUTCHのベースさんが在籍するバンドが今回紹介するSTRANGE OVER THE SUN!って前置き長過ぎだよ(笑)。こちらもBUTCHと似た雰囲気でPITCHFORKやDRIVE LIKE JEHUなどのサンディエゴレジェンドなバンドやEBULLITIONレーベルのバンドを連想させるインテンスサウンドでめちゃくちゃカッコ良いんですよ。今作が1stフルレングスでして、リリースはもちろんイモムシレコード。音ももちろんいいんですが、このバンドの特徴はボーカルが2人(3人?)いるところ。声変わりしてないようなハイトーンボーカル&テンション高く叫びまくるボーカルの掛け合いが素晴らしい1曲目からその虜仕掛けの明け暮れ。3曲目の妙な歌いまわしも聴けば聴くほど癖になるな〜。この高音ボーカルの声質で結構好みが分かれる感じかな?僕は大好物であります!1〜3曲目はハイテンションで突っ走る展開ですが、結構このバンドの曲バラエティーに富んでいて面白いんです。不協和音ギター大活躍な激ロッキンな曲を中心に随所随所にインスト曲を挟み、アコースティックな弾き語りナンバーやパンキッシュな曲もありなんでありますよ。ギターは二人いるんですがインストの幻想的な響きから一方のギターの方はかなりポストロックの影響を受けてるんじゃないでしょうか?不協和音ギターの後ろである意味宇宙的な広がりを見せるフレーズを弾いたりしてます。とにかくひたすらヒートアップしていく全13曲、全くもって捨て曲なしであります。そうそう、このバンド聞いたところによるとDINOSAUR Jrでお馴染みJ MASCISの福岡公演で前座やったようです。メンバーの方DINOSAUR好きなのかな〜?益々素敵♪何にしても最近活動再開したBUTCHと共に物凄いライブ観たいバンドでありますね。九州にはまだまだ僕が知らないいいバンドがいそうだな〜。



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