4月26日(土)

OUT OF TOUCH「GRASS ROOTS」

このOUT OF TOUCHのシングルは買った時から本当に何度も何度も聴いてます。もっと前に書こうと思ったんだけど、なんか延び延びになっちゃいました。彼らのライブは僕がまだ10代の頃何度も観ましたね。もう10年以上前です。当時の名古屋(いや日本全体でかな?)ではほとんど感無だったSTRAIGHT EDGEのバンドに影響大の音で今で言うとユースクルーテイスト溢れる音がカッコ良すぎでしたね。その頃僕はYOUTH OF TODAYやJUDGE,SICK OF IT ALL,WARZONE,GORILLA BISCUITS辺りに入れ込んでまして、こりゃ堪らんわって感じでライブに足を運んでました。結成はなんと88年でもう15年もやってるんですねー。その頃はUNITED BLOODってバンド名だったようです。おそらくAGNOSTIC FRONTの曲から取ったんでしょうね。そう言えばOUT OF TOUCHってのも7 SECONDSの曲であるなー。一時期は彼らのライブほとんど観てたんだけど、段々足が遠のいちゃいまして忘れていた頃にMCRからリリースされたのがEP「WE DON'T GIVE A FUCK ABOUT RELIGION」。初期の曲も多数収録なんですが昔の甲高い声で歌うボーカルスタイルは消えよりブルータルでスラッシーなサウンドに大変身。で、また間あいて去年リリースされたのがこのシングルです。全8曲入りで前作の延長線なSTOP&GO多用な曲がカッコ良すぎですね。喉を潰す勢いの上ずったボーカルスタイルは切迫感あって何ともかっこいいです!聞いた話によるとLOS CRUDOSが来日の際、OUT OF TOUCHのライブを観てそのボーカルスタイルにかなりインパクトを受けたよう。(って本当なのか?!)確かにちょっと通じるもんあります。で、やっぱ彼らは曲がいいんですよ。OUT OF TOUCH節と言える2、5、6曲目辺りかなりやばいです。WIDE AWAKEとかに雰囲気近いドラマティックかつ扇情的な展開はずばり卑怯です。(笑)もうこれ聴いたら、体が自然発火!もちろん他の曲も全然カッコ良いです、燃えまくりです。15年もやっていてこのテンションは半端じゃないですね。って、おそらくオリジナルメンバーはボーカルさんしかいないと思うけど・・。ドラムのex.C.F.D.L,GIBBEDの内籐さんも僕が観てた当時のライブでは叩いてなかったような気がするし。まあそんなこんなで初恋の人と再会しまた恋が芽生えたみたいな話ですが、今後は彼らのライブには積極的に参加しようと思ってるわけです。この前本当に久々に観たライブではパブロフの犬並に体が自然反応しちゃいました。最後にひとつ。昔ライブでよくやっていた”STARTING POINT"って曲はもうやらんのかな?大好きでした♪
4月22日(火)

THE BLOOD「FALSE GESTURES FOR A DEVIOUS PUBLIC」

これまた先日の大阪旅行で発掘した一品。彼らとの出会いはもう10年以上前になると思います。90年にLINKレコードから再発された83年リリースの1stアルバム「FALSE GESTURES FOR A DEVIOUS PUBLIC」がそれ。男臭く野太いボーカルに、メタル臭さも少々の泣き泣きギター、そして分厚いコーラスが織りなす哀愁ハードパンクワールドに感動しきり。一般的にOiパンクに括られるバンドですが、その切なく男泣きなサウンドに涙した人も多いんじゃないでしょうか?その後、これまたLINKレコードから出ていた「Oi! CHARTBUSTERS VOLUME 3」でアルバムには入ってない”NAPALM DEATH"に腰砕けになり、ダメ押しでテイチクから91年にリリースされた「MORE BLOOD」ってコンピ盤も購入。このコンピは音質にかなり難点ありでその後売った記憶が・・・。惜しい事を。関係ないですがこの頃のテイチクは熱かったですね。おそらく、SNUFFY SMILEの栄森さんが在籍していた時期でしょう。POISON IDEAとかも出していたなー、渋すぎ!で、話前後しますがこのアルバムです。タイトルは1stアルバムのまんまですが、1st収録の11曲にシングル収録曲やGONADSとのSPLITもほぼ網羅した全21曲入りです。お買い得品!ってこのCD自体がリリースが94年でかなりのレア盤だと思いますが。どうも限定1000枚リリースで何気にカラーピクチャーCD。物凄くセンス悪いけど。(笑)そのせいか、このCDを購入したキングコングでは中古にもかかわらず1800円もしました。案外このCDはブートなのかな〜?だって、アルバムタイトルの綴り間違ってます、大丈夫でしょうか?(笑)それで内容のほう、テイチクからの編集盤も持っていたので全部知ってる曲ばかりだけどやっぱ燃えますねー。何気に入ってるキーボードとかサックス、ピアノも味あるなと再発見。握りこぶしに涙がぽとりでございます。しばらくは通勤途中の愛聴盤になること請合いですな。とにかく、熱くむさくるしく切ない、その三拍子揃ったこのアルバムは超名盤だと思いますんで、中古盤屋で見かけたら迷わずサルベージしっちゃってください!あー、なんだかBLITZも聴きたくなってきた。
4月12日(土)

HIDDEN CHORD「THE CAPTAIN&HIS ENTROURAGE」

先日の大阪旅行で買った一枚でかなり聴きこんでいるのがこのHIDDEN CHORD。LEVEL PLANEからのリリースってことでカオティック物と勝手に予想していたんですが良い意味で期待を裏切られました。ニューウェーブの影響も入ったスリリングなロックサウンドがもうなんともカッコ良すぎなんですよ!このミニアルバムは7曲入りでして全部佳曲揃い。ファンキーなカッティングに渋いリフを織り交ぜるギターがまずかっこいいです。首フリフリでノリノリになっちゃいます。そして、艶かしくも絡みつくようなボーカルは説得力ありあり。キーボードとテープループを駆使した心地よい音の広がりは宇宙空間を漂うな如くです。で、やっぱ曲が良いですよね。今流行の(?)ディスコパンクモノともリンクするニューウェービーな雰囲気もありですが、これは圧倒的にロックであります。ノリノリな躍動感を持ちつつ、グルーブ感もたっぷり。無理やり例えるとSUNSHINEとかRADIO 4,SONIC YOUTHっぽい感じですかね?でもこのバンドは歌心も満載なんでやっぱROBOCOP KRAUSに一番近いかな?で、そんな素晴らしい彼らのことを調べていたら、ベテラン揃いなんですね。どおりで洗練されてるわけだ。元ORDINATION OF ARRON,BROKEN HEARTS ARE BLUEのDANとKILLSADIEのKNOLそして元MISFIRESのBRAINが中心になって結成したのが1998年。あのBROKEN HEARTS ARE BLUEのメンバーがいるとは素敵過ぎです、何だか涙です。(笑)で、このアルバムは悲しい事に彼らのラストリリースになるんです。そうです、もう解散しっちゃってるんです・・。(号泣)このアルバムの前にもLEVEL PLANEから「ABEGAIL VONGETTI」ってアルバムリリースしてるようです。って、そのアルバム神戸のハードコアキッチンに売っていたなー。買っておけば良かったと後悔。解散後ははメンバー各自活動してるようでしてKNOLはソロでエレクトロポップなASKELETON、BRAINはSIGNAL TO TRUST、そしてDANはアーティストとして活動してるよう。彼の絵めちゃくちゃポップなんで壁紙にするといいかもです。ページはこちら。で解散はしてるんだけどHIDDEN CHORDのオフィシャルページはまだ生きてるんで是非チェックです!その後の活動も面白い感じなんで、彼らには今後とも注目であります!
3月28日(金)

THE BLOOD BROTHERS「BURN,PIANO ISLAND,BURN」

アナログ盤に遅れること1ヶ月、やっと彼らのニューアルバムのCDが発売されました。もうそこら辺のタワーレコードとかでもガンガン山積みされ大プッシュされてるようですが、待ちきれなくて速攻通販で注文しました。CDが届き、初めて聴く時は妻と一緒に正座で挑みましたよ。(笑)1曲目から、大阪のTHE FUTURESを連想させるファストなハードコアナンバー炸裂で妻と「かっこええなー。」と狂喜乱舞。この曲から彼らの気合ってモノが伝わってきます。で、2曲目以降は相変わらずのツインボーカル大暴れのカオティックハードコアのオンパレードです♪今までと比べると曲の尺がかなり長くなってますが、ひたすら展開を繰り返し曲に色んな表情を持たせることによって全然長さを感じさせませんよ。彼らが前作「MARCH ON ELECTRIC CHILDREN」で到達したサウンド(性急感溢れるビートにカラッと渇いたカオティックテイスト、そしてツインボーカル)にポップさを加味したこのアルバムは名盤といってもいい仕上がりになってます。ポップになったってことで、今まで叫びぱなっしだったボーカルも歌ってます。盛りのついた猫のようなかん高ボーカル君は歌パートでも大活躍です。もう一方のボーカルはスクリーミングパートでは雄叫びを相変わらず上げまくりですが、歌パートでは囁くようなボーカルスタイルでかん高ボーカル君を引き立たせる感じになってますね。本当に全編通して半端じゃないテンションです。アドレナリン120%大噴射でございますよ。特にシングルでもリリースされた5曲目「AMBULANCE VS. AMBULANCE」は奇跡的なカッコ良さ!ライブ観たいなと常日頃思ってるんですが、雑誌BUZZの彼らのインタビューになんと5月に来日決定と!うっひょ〜!!まだ、日程とか詳しいことは発表されてませんが例え東京のみでも夫婦で参戦しまっせー!年甲斐もなく大暴れしちゃいそう。(笑)ちなみにこの作品はROSS ROBINSONのプロデュースです。どうもインタビュー読むにAT THE DRIVE-INのプロデューサーってことでROSSに頼んだみたい。このメジャー盤もROSSのI AM RECORDING(ARTIST DIRECT配下)ってことでまあ必然的に彼も起用した感じもあると思います。こう言っちゃなんですが、ROSSのプロデュースしたLIMP BIZKIT,SLIPKNOT,KORN辺りのファンもこのアルバムに飛びつきそうでちょっと危惧なんて物を感じたりして。(笑)まあ、メジャーデビューってことで色んな人が彼らの素晴らしさに触れ、より多いファンを獲得することは良いことですからね。これからもそんな彼らを夫婦で応援していきたいと思ってます。はい。
3月17日(月)

THE CARNIVAL OF DARK-SPLIT「WELL FED FUCK.....VIDEO」

菅野さんが亡くなられてもう1年経つんですね・・・。そして、先頃INK-DRIVEより発売されたこのビデオ。タイムボムの方によるQ AND NOT Uのライブ告知で3月6日の札幌公演では何としてでも売りたいみたいな事が書いてありまして、期待に胸膨らみ、そしてBASEのページで入荷を知り、速攻注文した次第です。BASEのページによると限定306本ってなってますが、マジなのかな?あまりにも少ないような。彼らのファンはもっともっと居ると思うのですが。では、収録曲目をとりあえず書きます。

・NEW NORMAL
2000年11月東京MAD STUDIO

・DEMON'S TAIL
2001年1月東京WATTS

・IGNORANCE REPRODUCE
2001年3月札幌COUNTER ACTION

・MELT DELUSION
2001年3月札幌COUNTER ACTION

・BATTLE OF SUNPARK
2001年5月札幌COUNTER ACTION

・SLUDGE 72
2001年9月札幌STUDIO RIDE

・FLASH BACK 00
プロモクリップ

・DISDANCE
2001年10月札幌COUNTER ACTION

・RENTAL RESPONCE
2001年10月札幌東京SHELTER

・PRESLAVE
2001年11月旭川DENKINEKO

・CRASH THE VIEW
2002年1月伊勢QUESTION

・NO NAME
2002年1月大阪BEARS

・ROTTEN PUPETTS
2002年1月東京UEN

ご覧のように彼らの2000年から2002年の軌跡を追った感じになってます。全体的にビデオを作るために撮った映像じゃないため、音が悪かったり、写りが極端に悪いものもありますがそれをも有り余りエナジーがこのビデオに宿ってます。本当にこのバンドは日本人離れしている音を出していたなと実感しまくりですね。曲と曲の合間には菅野さんを中心としたメンバーのモノクローム映像が挟み込まれていて何とも感傷的な気分になっちゃいました。僕は彼らのライブを一度しか観てないのですが、上記のように三重は伊勢でもやってたんですね。あー、行っておけば良かったです。名古屋はタイトロープでのライブは本当に最高だっただけに痛感します。また、そのライブ会場で売っていた彼らのTシャツが欲しくて、物販の人に尋ねたら「今メンバーいないんですよ・・。ちょっと探してきます!」と。結局、メンバーはライブまで現れずそのTシャツは買えなかったんです。うーん、これまた後悔です。ちなみに、その物販にいた人はNINE DAYS WONDERのキーボードの方、親切な人でありました。話戻って、このビデオは彼らのアルバム及びBLACK FILM DANCEとのSPLIT音源の曲はほぼ網羅されてます。個人的には旭川のライブ映像が面白かったです。って映画「リング」の呪いのビデオのような雰囲気で本当に写りが悪いのですが、それが彼らの鬼気迫るライブと相まって不気味なパワーを醸し出してますね。クレジットはないですが本編終了後、同じく旭川でのライブと思われる” FLASH BACK 00”の映像も収録されてますんでこれまたお見逃しなくです。あと、このビデオを見て知ったんですが、彼らは2002年東京UENのライブをもって活動休止になっていたんですね。理由はギターの方の脱退のようです。僕が観た名古屋ライブも2002年の1月だったので、結構きわどい時期のライブだったんだな〜。まあ、何にしても作り手の彼らに対する愛情が凄く感じられるこのビデオ、ファンはもちろんそれ以外の方にも是非観て頂きたいものです。最後にこのビデオに残されてる言葉で閉めさせて貰います。
”THE SPIRIT OF DARK-SPLIT WILL NEVER FADE AWAY!”


追記:先日大阪旅行で行ったタイムボムでもこのビデオを見かけ、東京のオールマンにも入荷したようです。本当に306本限定なのか!?
3月2日(日)

BREAKfAST「眩暈」

いやー、最近はもっぱらBREAKfASTのこのアルバムばかり聴いてます。発売は昨年の12月1日でして、出てすぐ買ったと思います。発売前にアンサーレコードで「BREAKfASTのアルバムやばいよ〜!」と中村さんにちょっと聴かせてもらい。四日市NGOOレコードのBBSでも凄いぞーみたいなこと書いてあって、期待いっぱいで買ったわけですがウンウンやっぱ最高でした。ってわけでずっと買ってから繰り返し聴いてるわけですが、なんと3月21日のSET YOU FREE企画ハックフィンライブに彼らが出ます!やった〜!それで以前に増して聴きまくってます。1日1回通して聴くのが日課になりつつあります。で、このアルバムの内容なんですが、初っ端から飛ばしまくりなハードコアチェーン炸裂で手に汗握る事必至です。ストレートでどこかコミカルなボーカルもカッコ良すぎですね。特に3曲目から6曲目の流れ最高です。ここら辺の曲はライブでみんな大暴れするんでしょうね。おそらく、僕も歯止め効かなくなると思います。それくらいのささくれ度。6曲目「リー・ラルフ」のモッシュパートでみんなが半時計周りにモッシュする姿が浮かんじゃいます。(笑)ファストなハードコアナンバーももちろんかっこいいのですが、このバンドの面白い所は7曲目「ブレイクファスト・ストラット」に代表されるファンキーナンバー。これまたライブで大盛り上がりになるんでしょうね。速い曲の後に、これやってもらえると僕のような年寄りには助かりますね。(笑)もうノリノリっす。アルバムタイトルと同じ13曲目「眩暈」や14曲目のドヨ〜ンとした混沌世界に雄叫び上げるボーカル、壮絶です。この前ライブを観たキウイロールに通じるモノを感じました。あと、14曲目終了後、ボーナストラックも入ってるのでお聴き逃しなく。って訳で、このバンドは本当に一筋縄では行きません。ライブとにかく楽しみです!そして、これからどんな方向に転がってか分かんない未知の可能性を秘めてると思います。大期待です!それにしても、3月21日のライブは開始6時なんですね・・。その日は祝日なんですが、僕は仕事だ・・・。まあ、そんな事言ってられないって事で。あっ、彼のオフィシャルページの森本雑感と言うコーナー面白いですよ。2月のアメリカ西海岸ライブの話も載ってます。是非読んでちょ。こちら



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