2月26日(水)

CITY OF CATERPILLAR「ST」

4月にENVYの招きで来日するHOT CROSSとCITY OF CATERPILLAR。HOT CROSSの「A NEW SET OF LUNGS EP」はよく聴いているんですが、このCITY OF CATERPILLARはまあまあかなって感じで正直あんまり聴いてなかったんですよ。今回来日するってことでじっくり聴いてみると、これかっこええじゃないですか〜!インストを交えつつ、ジワジワ昇天していく音作りで確かに地味と言ったら地味ですが、逆に聴けば聴くほど味が出ますね。このバンドは、PG99,MAJORITY RULE,ENEMY SOIL,DAKEST HOURなどのメンバーが在籍する4人組でして、はっきり言ってPG99以外聴いた事無いんですが、色んなバンドを経てきただけあって凄いテクニック&センスがあると思います。PG99のカオティックヴァイオレンスなサウンドには脳天撃ちぬかれた感じなんですが、それと比べ確かに瞬発力はありません。でもしかし、これはまったら中毒性バリバリの持続力ありです!基本的に1曲1曲が長く7曲入りでなんと44分余りあります。美しく静寂感があるインストで幕を開け(MOGWAI,GODSPEED YOU BLACK EMPERORなんかに例えれらてますが僕あんまりここら辺詳しくないので分かりません・・)、凄〜く気持ち良くなってきた辺りでドラマティックなカオティックパートにシフトします。絶妙のタイミングです。ハイエナジーなボーカルが溜めて溜めて悲痛の大絶叫、熱いコーラスに握りこぶし。それに絶望的に暗い雰囲気が全編漂っていまして何ともいたたまれない気持ちに。この静と動を使い分けた奥深い7曲をライブで観れると想像するだけで身震いしちゃいますよ。下手したら泣いちゃうかもですよ。それにしても、LEVEL PLANEはいいバンド多いですね。このレーベルのバンドを聴き始めたきっかけはTRANSISTOR TRANSISTORでして、彼らがあまりにもカッコ良かったもんで他のバンドを追っているうちにズッポリはまっちゃいました。YOU&I,SEATIA,A TRILLION BARNACLE LAPSE,BOOKS LIEなどなど。あっ、最近スペインのSTAND STILLもこのレーベルからリリースしたみたいですね。BCOREリリースバージョンは持ってるんですが、これまたあんまパットしなかった印象が・・。改めて聴き直してみないとダメですね。兎にも角にも、4月の来日が楽しみ過ぎな今日この頃です♪あっ、関係ないけどCITY OF CATERPILLARと言うバンド名ってPARTY OF HELICOPTERSと似てません?


2月18日(火)

SPANDECKS「ST」「THE FISHERMANS&SPANDECKS SPLIT」

先週の2月9日お肉の日にコーイチロックさんの企画する「SHARPENS YOU UP!」に行って来たました。ポップパンク祭りってな具合で左に右にワッショイワッショイ。そこで特に気に入ったのがこのSPANDECKS!女の子二人がフロントでギター&ベース、そして男の方がドラムの三人組なんですが、これが女を捨てた(失礼?)ワイルドなステージに目から鱗落ちまくりでした。スクリーミングボーカルにとことんキャッチ−なロックンロールワールド大展開で楽しすぎでしたよ!ベースさんのウエイトレス姿も最高過ぎ!少なくても僕の周りでも彼女のファンになった人二人いました。当初このイベントに同伴するのを嫌がっていたうちの嫁も「めちゃくちゃカッコいいやん!」とご機嫌になってましたね。現金なモノです。(笑)女の子バンドでこれだけ衝撃受けたのは久々ような。SUPERSNAZZの「DIODE CITY」レコ発ライブをフッと思い出したりしたわけですが、ライブ終了後買ったのがこの彼女達のフルレングスアルバム。これ聴いて決めました、彼女達の追っかけになります。(笑)うちの嫁ももちろん異論ないそうです。やっぱ、曲が良いんですよ。ガレージパンクな荒々しくもHAVE FUNでノリノリな勢いに、歌い叫びまくる二人の女の子ボーカル、「ワン、ツー、スリー、フォ〜!」のドラマのカウント、う〜ん完璧過ぎです。で、曲がめちゃくちゃポップ!悪いわけがありません。ポップさ具合はある意味KOGAのバンドに通じるもん感じました。でも、このバンドのライブ観て、一番に連想したのは以前このNOW LISTENINGページで取り上げたTHE LOUDMOUTHS。スクリーミングガールズボーカルでかなりの共通項です。で、このLOUDMOUTHSのライブはもちろん観た事ないんですが、ページで見れる写真では女の子ボーカルパンツ丸見えでライブやってますからね。(笑)きっと、一緒にライブやったら物凄いことになる事と思います。で、最近THE FISHERMANSとのスプリットがこれまたSTIFFEENレコードから出まして、これまた嫁の大協賛を得て速攻ゲット。ライブでもやっていたJOAN JETTのカバーも収録でこれまた良い!ちなみにFISHERMANSも男気溢れる熱いポップパンクサウンドでかっこいいです。彼らのHUSKER DUカバーに目頭熱くなりました。そんなこんなで最高過ぎるSPANDECKS、4月にまた名古屋に来てくれるみたいなのでもちろん夫婦で仲良く参加です。あっ、彼女達は以前FASTBACKS,THE FONDLED、少年ナイフをやってたみたいっす。あと、MUFFSの来日ライブ追っかけも。うんうん、益々大好きです!


2月15日(土)

WITH LOVE「ST」「I LOVE CUL-DE-SAC」

今更ながらイタリアのWITH LOVEにはまってます。1stは相当前のSNUFFY SMILEライブのディストロで買ったんです。何でだろ?BRAID&EVERSOR来日公演でかな?あんま憶えてないけど、EVERSORのアルバムと一緒に買ったような記憶が。で、当時はあまりおきに召さなかったようで、そんなには聴いてなかったと思います。それからずっとずっとCD棚に放置されていたこのかわいそうなCDを最近何とはなしに聴いてみるとかっこいいじゃないですか!お馬鹿です、僕。きっとBRAIDのライブに興奮して、忘れられてたんでしょうねー。ごめんね、WITH LOVE!1stの音は発狂カオティックサウンドなんですが、面白いのはワンワン吠える雄叫びボーカルに時折青臭い泣き泣きボーカルが絡みまくりなところでしょう。そして、全体に漂うなうダークな雰囲気。特に4曲目「Un solo concetto」の躍動感はカッコ良すぎですね。そして、先日名古屋は大須のアンサーレコードで2001年にリリースされた2nd「I LOVE CUL-DE-SAC」を買いまして、これがまたかっこいいんだなー。1stに比べると格段と成長してるといいか、ちょっと雰囲気変わりましたね。そりゃー、1stから3年間も経ってますからね。1曲目から日本の怪談で幽霊が登場時に流れるようなキーボードがウニョウニョ大活躍。おどろおどろしいです。始終このキーボードは鳴り続けるわけですが、曲前面に出るわけでなくあまり曲と関係なく這いずり回ります。狂気です。で、前作の雄叫びボーカルがより狂犬度を高め馬鹿テンションで大発奮!泣き泣きテイストはほとんど無くなりましたが、これはこれでカッコ良すぎ。彼らはどうもSTILL LIFEやDOWNCAST,ELEMENTS OF NERDそしてサンディエゴのバンドにかなり影響受けてるようですね。サンディエゴと言えば、SWING KIDS,ANGEL HAIR,ANTIOCH ARROW辺りでしょうか?まあ、それも納得の出来ですね。そんでそんで、彼らって2000年にTHERE IS A LIGHT THAT NEVER GOES OUTそしてSNUFFY SMILEの招きで来日も果たしてると最近知りました。あ〜、観たかったです。ライブは全裸でやったりして壮絶だったようですよ。うーん、もう一回来て欲しいな・・・。でも、最近ボーカルがイタリアからオランダに引越ししたようであまりライブはやってないよう。去年は「WOLFIN A MODERN FAIRYTALE」と言う7インチをリリースしたのみですが、今年辺りニューアルバムが出るかもとページに書いてありました。とにかく、それに期待っす。これからは今までのブランクを取り戻すために彼らを応援する次第であります、はい。
2月1日(土)

KEEP AWAY FROM CHILDREN「A VOICE FROM CHILDHOOD....」

先週の日曜日、今池ハックフィンにキウイロール&GOMNUPERSライブを観に行ってきました。もちろん、両バンドとも圧巻なステージを見せてくれて最高でした。その日は他にBERYNECKとSTRIKE OUTの計4バンドの予定だったんですが、会場に着くともう1バンド増えてるじゃないですか!そのバンドがこのKEEP AWAY FROM CHILDRENだったわけで、前から物凄く気になっていただけに凄くラッキーな気分に。だって、大阪NATレコードのグチ男さんから彼らのライブがやばいらしいよって教えてもらっていたもんで。そんで、ライブなんですが素晴らしいの一言!ギター&ボーカル、ギター、ベース、ドラム、そしてコンガ(?)の5人組が奏でるエモロッキンな楽曲に目から鱗。青臭い歌詞にボーカル以外のフロント3人もコーラスバリバリで物凄く楽しいライブでしたね。このアルバムでは、聴こえ難いけどコンガの音色も独特のグルーヴ感を生み出していて、それもこのバンドの面白い所です。で、ライブ終了後速攻でこのCDを買い、もうどうだろ10回以上はリピートしてます。ライブでも思いましたが、このバンドの曲本当にポップで突き抜けてます。切ないです。タイトル、バンド名、そしてこのアルバムに収録されている曲から彼らは子供時代と今の自分の差異に拘ってる感じなのかな?バンド名も子供(時代の自分?)に近づけないって意味だと思うし。そう言った葛藤し悩める日本語歌詞が切ないですね。しんみりしちゃいます。もうなんて言うか、このバンドには新しい息吹を感じちゃいまして、今後の彼らのライブには出来るだけ足を運びたいと思うわけですよ。音は違うけど、BENCH WARMER,SEASON,COME BACK DAUGHTERS辺り好きな人は絶対気に入ると思います。最近いいことないあなた!このバンドのライブを観てポジティブな気分になりましょう〜!そうそう、彼らは愛知県岡崎のバンドでしてボーカルさんは元MANIAC HIGH SENCEのドラムの人ですよ。
1月23日(木)

NIKKI&THE CORVETTES「ST」

唐突ですが僕ポップパンク大好きです。SCREECHING WEASEL,QUEERSなどのラモーンズに影響を受けたバンドとか、BUM,PARASITES,VACANT LOTなどの青臭いバンドとか、FASTBACKSやMUFFSなどのガールズボーカルのバンドとか本当に昔から大好きなんですが、その界隈のバンドを聴きこんでいるとよく例えで出てくるのが、このNIKKI&THE CORVETTES。って事で、ずっと気になっていたんですがやっとこの度買いました。パチパチ。最近CDが出されたみたいで、彼女達の唯一のアルバムにボーナスでシングル、未発表曲が収録されてるのがなんとも嬉しいですね。で、内容の方なんですが、予想通りというかそれ以上にポップでキャッチ−でノリノリです。ジャケを見てのとおり、女の子3人組でして、ニッキ−ちゃんのロリロリしたボーカルに可愛いコーラス冴えまくりでおっさん胸がキュンとなっちゃいます。DEAD BOYSのSTIV BATORSの推薦でBOMPレコードからデビューしたってのは意外な感じなんですが、この唯一無比のポップサウンドを聴かされたら誰もが虜になっちゃうでしょうねー。その後のバンドにもかなり影響大と思うんですが、SUPERSNAZZあとRIFF RANDELLSをふと連想しました。あと、シャカシャカしたギターにキャピキャピしたサウンドから吉野桃子さんが絡むバンドに近いものもありますね。ある意味アノラックなバンドに通じるもんもありです。ちょっぴりガレージでロックンロール、そしてとことんポップ!ポップパンクファンはもちろん、インディーポップ、パワーポップ好きな人は嫁を質に入れてでも聴いてやってください!って、もう聴いてるか・・・。そうそう、ex.CANDY GIRL,TINA&THE TOTAL BABES,THE FEVERSのトラビスのバックアップでNIKKIちゃんレコーディングに入る予定があるそうですよ!これは楽しみ過ぎですね〜!さあ、今夜も夜通しハンドクラッピングで聴きまくるぞ♪


1月17日(金)

THE CHEEKS
「HAVE SOME REAL FUN AND SURE 'NUFF ACTION WITH THE C-14 HIT MACHINE GUN」
「ROYAL POP ELEVATION」

最近は激なカオティックハードコアに猫まっしぐらになりながらも、変態物もやっぱり好きだったりしますし、また相反するパワーポップなバンドにも猪突猛進だったりもするハイパーイナフ御年31才です。もう自分でも収拾つかない感じになってるんですが、やっぱり音楽はジャンル問わずいいもんはいいってことで。で、今回はドイツのパワーポップパンクバンドTHE CHEEKSです。買ったのは随分前になりまして、その当時はまあまあかなって感じだったんですが、今になって何度も何度も聴き返してます。ええですよ、これ!97年にリリースされた1st「HAVE SOME REAL FUN...」(タイトル長過ぎ!)はドイツの優良ポップパンク/パワーポップレーベルSCREAMING APPLEからでして、カナダの青春ポップパンカーBUMに例えられていたので買った記憶があります。確かに雰囲気似てる感もありますが、どちらかと言うとモッズパンクの影響が入ったパワーポップって感じですかね?泣き泣きギター全開でお涙頂戴ですよ。ベストトラックは4曲目と10曲目以降の4曲でして、初めて聴く人なら10曲目から聴くのがいいんじゃないかなと思いますよ。そうです、若干曲によってムラがあるのが彼らの難点なんですが、青臭いパンキッシュなナンバーはカッコ良すぎなんですよ〜。2000年リリースの2nd「RORAL POP ELEVATION」はジャケのスーツ姿から想象出来るとおり円熟した内容に仕上がってます。1曲目の出だしがTHE KNACKの名曲”マイシャローナ”のドラムと一緒と言うのが彼らのパワーポップに対する愛情を感じますね。このアルバムでは、フォーキーでメロウなナンバーを交えつつ、大人のパワーポップサウンドを聴かせてくれますよ。ポップパンク好きな間では評判芳しくないみたいですが、いやーこれが聴き込めば聴き込むほどにええ按配になりまっせー。YUM YUMS,FEEDBACKS,DECIBELS、MODEL ROCKETSなど好きな人は1st辺りから聴いてみてわと思う今日この頃です。って、もう聴いてるか・・・。



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