ファストコアは地球を救う？

ハードコア学科　第五回講義

講師　人間国宝　岡倉大吉

どうも久しぶりだ！今日はとにかく速いバンドを紹介していくぞ。
いわゆるＦＡＳＴＣＯＲＥって奴だ。うるさい、速い、汚いの三拍子揃った素晴らしいバンド達だ。
まあ、バンドも多いことだし早速行くか！

＊バンド名にアンダーラインがあるものはそのバンドのホームページにリンクされてます

SPAZZ/CRUSH KILL DESTROY
(SLAP A HAM)1999

サンフランシスコの重鎮！SLAP A HAMの主催クリス・ドッジ率いるSPAZZ.。もう、ファストコア好きにはお馴染みだな。これが4枚目のフルアルバムになるが、今までのバリバリのファストコアって感じから、ちょっと変化した内容だ。80年代のアメリカンハードコア度が高いですな。俺としてはこれはこれでもうズバリでかっこよい。とにかく、メンバー全員がボーカルを取っていって、それぞれの声質が違って面白い。カンフー風味は今回無いな。もう激激！！そしての4年間の歴史を2000年12月に閉じたのだ。（涙）

CAPITALIST CASUALITES/DISASSEMBLY LINE
(SLAP A HAM)1992

カリフォルニアのファストバンド。渋い渋い！！畳み掛けるようなそのサウンドには痺れまくりだ！！ストップ＆ゴーのそのスタイルは80年代ハードコアの影響大だな。もうもうささくれ立っています。電ノコギターが炸裂だぁ～！！10秒ぐらいで終わる曲もあってもう暴れたくなるの。メンバーのルックスから元メタルって感じがするが、このサウンドの前ではただひれ伏すしかないの～。全33曲入り。

HELLNATION/FUCKED UP MESS
(SOUND POLLUTION)1999

何でハードコア系のバンドはジャケのセンス悪いだろうか？！ファストコアバンドは黒を主体にしたもん本当に多いな。別にいいんだけど・・。このバンドのケンが率いるのがSOUND POLLUTIONだ。サウンドスタイルはスライトスラッパーズに通じるもんがあるな。ボーカルスタイル滅茶苦茶かっこよいぞ！また、ファストパートの間にスローパートを巧みにはさみ込み、早急をつけたそのサウンドにはわしオシッコちびりそうだ・・。

STIKKY/SPAMTHOLOGY-VOLUME1
(SOUND POLLUTION)

SPAZZのクリスがかつて在籍していたバンド。ほぼコンプリートでしょ。もう、アホアホなそのスタイルはアメリカっぽくってお薦めだぞ。ファニーでポップでファスト！まさにアメリカンハードコアってバンドだな。ADORENALIN O.D.にかなり近いもんを感じるぞ。早過ぎたファストなバンドって感じだな。この頃のLOOK OUTは面白かったの！！こんなバンドをリリースするんだから。センス抜群！！このあとクリスはNO USE FOR NAMEに加入した。そう、今をときめくあのメロコアバンドにだ。彼らの初期シングルはSLAP A HAMから出ておったしな。1枚目のアルバムを出した後、案の定脱退じゃ。

KRIGSHOT/MAKTMISSBRUKARE
(SOUND POLLUTION)1998

スウェーデンの生んだ奇跡！！MEANWHILE,NASUMのメンバーを含んだバンドだ。何でそんなに慌てるのって感じのサウンドには腰砕けだ。メタリックなギターも渋い。ATTITUDE ADJUSTMENTの名曲「DEAD SERIOUS」を思わせる曲連発だぞ。もうスカンジナビア･スラッシュって感じで、体のゆれが止まらないぞ。誰か助けてくれ！！7曲目みたいなミディアムナンバーにも男泣き。あー、神様！こんな素晴らしいバンドと巡り合わせてくれてありがとう！

CHARLES BRONSON/COMPLETE DISCOCRAPPY

ジャケが水で濡れてびちゃびちゃだ。すまん！イリノイの大学生が結成したバンドだ。メタルの影響を公言しているが、その音からはそんなこと微塵もないぞ。やや軽めで、ファストコアって言うより80年代スケートスラッシュって感じだな。曲もポップ風味が利いておるしな。しかしの大学卒業と同時に解散した模様。それでこのコンプリートが発売されたのじゃ。このアルバムは2枚組みで、2枚目にビデオクリップも収録されておってそれも必見だぞ。なんか喧嘩弱いって感じのルックスも○。

RUPTURE/SEX,DRUGS AND RUPTURE
(YEAH MATE RECORDS)1995

オーストラリアのきちがいバンド。アメリカのファストなバンドとは若干違ったサウンドスタイル。パンクロックを極限まで速くしたようなそのサウンドは、まさにダーティーでワイルド。ブイブイいいぱなっしのベース、ディストーション利きまくりのハードドライブギター、そして荒々しいボーカル。なんか、砂漠の中で砂埃を立て走り回っているような感じで、非常に乾いているな。最後にライブも収録されているお徳盤だぞ～。

DROP DEAD/ST
(SELFLESS RECORDS)1992

東海岸のドロップデッド様だ。スラッシｰで扇情的なギターに、クラストスタイルのボーカルが乗るそのサウンドには、うちの一家も毎日モッシュモッシュ。結構ポリティカルなバンドでもちろんヴェジタリアン。また動物愛護精神で一切の革製品を身に付けるのを拒否している。来日ライブも客に皮ジャンを着た奴が多くて、本当に自分達の歌詞を理解しているのか複雑な心境だったとメンバーが述べておった。まあ、その信条はともかくそのサウンドにはやられること必至だ！

INFEST/STILL FIGHTING

80年代後半に活動していたバンド。まさに早過ぎたバンドだ。二つの意味でね。このアルバムはLP,2枚のEP,ライブ、デモを収めた編集盤。まあ、まずブートだと思うぞ。ストップ＆ゴーを多用し、迫力あるボーカルがより性急感を高めておる。なんか、わしはNEGATIVE FXを思い出したぞ。ちょっと、ボーカルスタイルも似ておるしな。今のバンダナスラッシュタイプのバンド好きにもお薦めできる素晴らしいバンドだ。なお、あとで紹介するCROSSED OUTもこのバンドの影響をかなり受けておるみたいだ。

97A/SOCIETY'S RUNNING ON EMPTY
(TEAMWORK RECORDS)1999

ニュージャージーのストレイトエッジバンド。でもな、そのサウンドスタイルはまさにバンダナタイプな80年代のあの音だ。もう速い速い！！うるさいうるさい！！微妙にモッシュパートとか出てくるが、これはスケートコアですな。ニュージャージーではこのバンドを中心となってオルードスクールリバイバルが燃え上がっておるそうな。そりゃの、こんなかっこいいバンドが出てきたら、子供達は後追いをするわの。このアルバムには背筋もピシッと伸びるの。

DESPISE YOU/WEST SIDE HORIZONS
(PESSIMISER RECORDS)

90年代初頭に活躍したバンドのシングル、コンピ参加曲を収録した編集盤。ブルータルで殺気だつサウンドスタイルにはもう満腹丸。獣が雄叫びをあげているようなボーカルには一目惚れじゃ。時折入る女の子のコーラスもポイントだな。重いが痛快って感じでわしは非常に好きだぞ。全62曲入り。しかし、62曲って。この手のバンドはシングルで聴くのには瞬発力があっていいんだが、アルバムを通して聴くのはさすがのわしもきついの。

LEFT FOR DEAD/SPLITTING HEADS
(NO IDEA)

すでに解散した模様のLEFT FOR DEADの編集盤だ。2枚のSPLITシングルにライブを足したものだ。97A同様ストレイトエッジバンドだが、そのサウンドは80年代のアメリカンハードコアに今日のファストコアスタイルを足したブルータルな素晴らしい音。ボーカルの切迫感ある声も聴き所！（目を細めて遠くを見つめる）ルックスはもろユースクルーって感じだが、こんなサウンドを出すってのは面白いの。まあ、ストレイトエッジはサウンドスタイルじゃないからの。

CROSSED OUT/ST
(SLAP A HAM)

これは1990年から1993年までのEP、デモなどを編集したものだ。今日のパワーヴァイオレンスの先駆け的バンドだな。DROP DEAD,MAN IS THE BASTARDなどとスピリットを出しておりまさにって感じ。ブラストビート炸裂で感無量じゃ。ライブなどはあまりやってなかったみたいだ。（この界隈のバンドはそんなんが多かったみたい）CHRIST ON PARADE,NEGATIVE FX,IMPACT UNITのカバー収録。もう痺れまくりだ！！

NO COMMENT/ST

なんかブラックメタルみたいなセンスゼロのジャケットだの。3年ほどの活動で嵐のように過ぎ去ったバンドのライブ、シングルなどを収めた編集盤。CROSSED OUTと共にファストコアの先駆け的バンドだ。荒削りに走るそのサウンドはファストコア前夜って感じで燃えちゃうぞ～！また、今のバンドほど整合感がないのも逆に魅力。ほとんどライブをやってなかったみたいだが、こいつらがライブをやったらやばい盛り上がりになるな。間違いない！

VA/POSSESSED TO SKATE
(PESSMISER RECORDS)

スケートスラッシュばかりを集めたコンピレーション。CHARLES BRONSONは甲高いボーカルがキャンキャンほえる痛快サウンドでさすがの出来。SPAZZもいつも通り。他、ASSHOLEPARADE,PRETENTIOUS ASSHOLE,UNAWSWERED,PALATKA,DESPISE YOU収録だ。わしのお薦めはASSHOLEPARADE!疾走感があってもうはちゃめちゃ！！かっこいい！！

以上だ。そのサウンドだけにわしはクタクタだ。ア～、疲れた・・・。
次回はウ～ン今思い浮かばんの。まあ、期待せんと待て！！

	SPAZZ/CRUSH KILL DESTROY (SLAP A HAM)1999 サンフランシスコの重鎮！SLAP A HAMの主催クリス・ドッジ率いるSPAZZ.。もう、ファストコア好きにはお馴染みだな。これが4枚目のフルアルバムになるが、今までのバリバリのファストコアって感じから、ちょっと変化した内容だ。80年代のアメリカンハードコア度が高いですな。俺としてはこれはこれでもうズバリでかっこよい。とにかく、メンバー全員がボーカルを取っていって、それぞれの声質が違って面白い。カンフー風味は今回無いな。もう激激！！そしての4年間の歴史を2000年12月に閉じたのだ。（涙）
	CAPITALIST CASUALITES/DISASSEMBLY LINE (SLAP A HAM)1992 カリフォルニアのファストバンド。渋い渋い！！畳み掛けるようなそのサウンドには痺れまくりだ！！ストップ＆ゴーのそのスタイルは80年代ハードコアの影響大だな。もうもうささくれ立っています。電ノコギターが炸裂だぁ～！！10秒ぐらいで終わる曲もあってもう暴れたくなるの。メンバーのルックスから元メタルって感じがするが、このサウンドの前ではただひれ伏すしかないの～。全33曲入り。
	HELLNATION/FUCKED UP MESS (SOUND POLLUTION)1999 何でハードコア系のバンドはジャケのセンス悪いだろうか？！ファストコアバンドは黒を主体にしたもん本当に多いな。別にいいんだけど・・。このバンドのケンが率いるのがSOUND POLLUTIONだ。サウンドスタイルはスライトスラッパーズに通じるもんがあるな。ボーカルスタイル滅茶苦茶かっこよいぞ！また、ファストパートの間にスローパートを巧みにはさみ込み、早急をつけたそのサウンドにはわしオシッコちびりそうだ・・。
	STIKKY/SPAMTHOLOGY-VOLUME1 (SOUND POLLUTION) SPAZZのクリスがかつて在籍していたバンド。ほぼコンプリートでしょ。もう、アホアホなそのスタイルはアメリカっぽくってお薦めだぞ。ファニーでポップでファスト！まさにアメリカンハードコアってバンドだな。ADORENALIN O.D.にかなり近いもんを感じるぞ。早過ぎたファストなバンドって感じだな。この頃のLOOK OUTは面白かったの！！こんなバンドをリリースするんだから。センス抜群！！このあとクリスはNO USE FOR NAMEに加入した。そう、今をときめくあのメロコアバンドにだ。彼らの初期シングルはSLAP A HAMから出ておったしな。1枚目のアルバムを出した後、案の定脱退じゃ。
	KRIGSHOT/MAKTMISSBRUKARE (SOUND POLLUTION)1998 スウェーデンの生んだ奇跡！！MEANWHILE,NASUMのメンバーを含んだバンドだ。何でそんなに慌てるのって感じのサウンドには腰砕けだ。メタリックなギターも渋い。ATTITUDE ADJUSTMENTの名曲「DEAD SERIOUS」を思わせる曲連発だぞ。もうスカンジナビア･スラッシュって感じで、体のゆれが止まらないぞ。誰か助けてくれ！！7曲目みたいなミディアムナンバーにも男泣き。あー、神様！こんな素晴らしいバンドと巡り合わせてくれてありがとう！
	CHARLES BRONSON/COMPLETE DISCOCRAPPY ジャケが水で濡れてびちゃびちゃだ。すまん！イリノイの大学生が結成したバンドだ。メタルの影響を公言しているが、その音からはそんなこと微塵もないぞ。やや軽めで、ファストコアって言うより80年代スケートスラッシュって感じだな。曲もポップ風味が利いておるしな。しかしの大学卒業と同時に解散した模様。それでこのコンプリートが発売されたのじゃ。このアルバムは2枚組みで、2枚目にビデオクリップも収録されておってそれも必見だぞ。なんか喧嘩弱いって感じのルックスも○。
	RUPTURE/SEX,DRUGS AND RUPTURE (YEAH MATE RECORDS)1995 オーストラリアのきちがいバンド。アメリカのファストなバンドとは若干違ったサウンドスタイル。パンクロックを極限まで速くしたようなそのサウンドは、まさにダーティーでワイルド。ブイブイいいぱなっしのベース、ディストーション利きまくりのハードドライブギター、そして荒々しいボーカル。なんか、砂漠の中で砂埃を立て走り回っているような感じで、非常に乾いているな。最後にライブも収録されているお徳盤だぞ～。
	DROP DEAD/ST (SELFLESS RECORDS)1992 東海岸のドロップデッド様だ。スラッシｰで扇情的なギターに、クラストスタイルのボーカルが乗るそのサウンドには、うちの一家も毎日モッシュモッシュ。結構ポリティカルなバンドでもちろんヴェジタリアン。また動物愛護精神で一切の革製品を身に付けるのを拒否している。来日ライブも客に皮ジャンを着た奴が多くて、本当に自分達の歌詞を理解しているのか複雑な心境だったとメンバーが述べておった。まあ、その信条はともかくそのサウンドにはやられること必至だ！
	INFEST/STILL FIGHTING 80年代後半に活動していたバンド。まさに早過ぎたバンドだ。二つの意味でね。このアルバムはLP,2枚のEP,ライブ、デモを収めた編集盤。まあ、まずブートだと思うぞ。ストップ＆ゴーを多用し、迫力あるボーカルがより性急感を高めておる。なんか、わしはNEGATIVE FXを思い出したぞ。ちょっと、ボーカルスタイルも似ておるしな。今のバンダナスラッシュタイプのバンド好きにもお薦めできる素晴らしいバンドだ。なお、あとで紹介するCROSSED OUTもこのバンドの影響をかなり受けておるみたいだ。
	97A/SOCIETY'S RUNNING ON EMPTY (TEAMWORK RECORDS)1999 ニュージャージーのストレイトエッジバンド。でもな、そのサウンドスタイルはまさにバンダナタイプな80年代のあの音だ。もう速い速い！！うるさいうるさい！！微妙にモッシュパートとか出てくるが、これはスケートコアですな。ニュージャージーではこのバンドを中心となってオルードスクールリバイバルが燃え上がっておるそうな。そりゃの、こんなかっこいいバンドが出てきたら、子供達は後追いをするわの。このアルバムには背筋もピシッと伸びるの。
	DESPISE YOU/WEST SIDE HORIZONS (PESSIMISER RECORDS) 90年代初頭に活躍したバンドのシングル、コンピ参加曲を収録した編集盤。ブルータルで殺気だつサウンドスタイルにはもう満腹丸。獣が雄叫びをあげているようなボーカルには一目惚れじゃ。時折入る女の子のコーラスもポイントだな。重いが痛快って感じでわしは非常に好きだぞ。全62曲入り。しかし、62曲って。この手のバンドはシングルで聴くのには瞬発力があっていいんだが、アルバムを通して聴くのはさすがのわしもきついの。
	LEFT FOR DEAD/SPLITTING HEADS (NO IDEA) すでに解散した模様のLEFT FOR DEADの編集盤だ。2枚のSPLITシングルにライブを足したものだ。97A同様ストレイトエッジバンドだが、そのサウンドは80年代のアメリカンハードコアに今日のファストコアスタイルを足したブルータルな素晴らしい音。ボーカルの切迫感ある声も聴き所！（目を細めて遠くを見つめる）ルックスはもろユースクルーって感じだが、こんなサウンドを出すってのは面白いの。まあ、ストレイトエッジはサウンドスタイルじゃないからの。
	CROSSED OUT/ST (SLAP A HAM) これは1990年から1993年までのEP、デモなどを編集したものだ。今日のパワーヴァイオレンスの先駆け的バンドだな。DROP DEAD,MAN IS THE BASTARDなどとスピリットを出しておりまさにって感じ。ブラストビート炸裂で感無量じゃ。ライブなどはあまりやってなかったみたいだ。（この界隈のバンドはそんなんが多かったみたい）CHRIST ON PARADE,NEGATIVE FX,IMPACT UNITのカバー収録。もう痺れまくりだ！！
	NO COMMENT/ST なんかブラックメタルみたいなセンスゼロのジャケットだの。3年ほどの活動で嵐のように過ぎ去ったバンドのライブ、シングルなどを収めた編集盤。CROSSED OUTと共にファストコアの先駆け的バンドだ。荒削りに走るそのサウンドはファストコア前夜って感じで燃えちゃうぞ～！また、今のバンドほど整合感がないのも逆に魅力。ほとんどライブをやってなかったみたいだが、こいつらがライブをやったらやばい盛り上がりになるな。間違いない！
	VA/POSSESSED TO SKATE (PESSMISER RECORDS) スケートスラッシュばかりを集めたコンピレーション。CHARLES BRONSONは甲高いボーカルがキャンキャンほえる痛快サウンドでさすがの出来。SPAZZもいつも通り。他、ASSHOLEPARADE,PRETENTIOUS ASSHOLE,UNAWSWERED,PALATKA,DESPISE YOU収録だ。わしのお薦めはASSHOLEPARADE!疾走感があってもうはちゃめちゃ！！かっこいい！！